• 投稿日2021.05.31

太陽光にセットのパワコンとは?価格や寿命を解説

パワコンはパワーコンディショナーの略で、太陽光発電には欠かすことのできない設備です。しかし太陽光パネルにくらべて地味な存在で、その名前すらもよく知られていません。

実は、パワコン選びをしっかりするだけで発電量を増やすことができ、売電収入の増加や電気料金の削減にもつながるのです。

この記事では、パワコン選びで知っておきたい基礎知識やパワコンを交換すると得られるメリット、調子の悪いパワコンを放置すると起きるトラブルについてわかりやすく解説します。

太陽光発電に必須なパワコン

太陽光発電について調べていたら必ず「パワコン」という言葉が出てきます。知識がないとなかなかピンとこない言葉ですが、実はパワコンなしでは太陽光発電システムは機能しません。まずはパワコンの役割について理解を深めましょう。

パワコンの仕組み

パワコンとは「パワーコンディショナー」の略です。パワコンは、太陽光パネルが発電した電力を家電製品が使える形に変換する役割を果たしています。

太陽光パネルが発電したばかりの電力は「直流電力」という状態で、このままでは家庭での使用ができません。家庭で使用する電力は「交流電力」という状態になっている必要がありますが、パワコンを通すことで電力が直流から交流に変換され、家庭で使用できるようになるのです。

パワコンには「変換効率」という指標があり、変換効率が高いほど電力を取りこぼすことなく交流電力に変換していることになります。一般的なモデルで変換効率は95%前後ですが、この能力がパワコンの良し悪しを決める一番の要素です。

パワコンが必要な理由

パワコンが必要な理由は全部で3つあります。

直流から交流へ変換する

先程もご紹介しましたが、パワコンの最も重要な役割が直流電力から交流電力への交換です。

直流電力のままでは家庭での使用ができず、発電しても意味がありません。パワコン選びの際には、せっかく発電した電力を無駄なく変換できるように電力の変換性能が高いパワコンを選ぶことが重要です。

発電量を安定させる

太陽光パネルが発電できるのは、電流と電圧が一定の範囲内におさまっているときだけです。太陽光発電はくもりや雨の日に発電量が減ってしまうことはご存じのことと思いますが、悪天候時に発電量が減る原因は、電流と電圧の変動の幅が大きくなり安定して発電できないためです。

パワコンには、電流と電圧の変動をコントロールし発電量を安定させる機能もあります。MPPT(最大電力点追従制御)という機能で、最大の発電量がとれる電流と電圧のポイントを探し、最大の発電量がとれるように自動的に調整してくれているのです。

電力トラブルを防ぐ

パワコンは、太陽光パネルが発電した電力を家庭で使ったり売電したりする動きをコントロールしています。

発電量が足りないときに電気を電力会社から買ったり、発電した電力で余った分を余剰電力として売電したり、そうした複雑な動きを監視し電力系統を制御する役割を果たしているのです。

具体的には周波数の変動を検知したり、電圧の激しい上下・停電を検知したりして、トラブルが起きそうなときに外部の電力系統と太陽光発電システムを切り離すことがあります。

太陽光発電システムと外部からの電力は電線でつながっており、どちらかにトラブルがあれば連鎖的に障害が発生することがあるので、トラブルを検知したときにシステムを遮断する役割はとても重要です。

パワコンに欠かせない自立運転機能

自立運転機能という言葉を聞いたことがある人は少ないかもしれませんが、パワコン選びには絶対に欠かせない機能です。

自立運転機能があると災害時に役立つ

太陽光発電システムを導入する理由のひとつとして、災害時にも自家発電である程度対応できるからと考えている人は多いのではないでしょうか。しかし、自立運転機能がないと災害時に自家発電で対応することはできません。

自立運転機能の能力はメーカーや製品によって若干異なりますが、一般的なパワコンなら自立運転用のコンセントに機器をつなぐことで1,500W程度まで電力を使用できます。日本は災害が多い国なので、せっかく太陽光発電システムを導入したなら災害に対応できるよう自立運転機能付きのパワコンを選んでおきたいものです。

なお、日中に発電した電力を夜間に使うには別途蓄電池の設置が必要になります。自立運転機能付きのパワコンを選ぶだけではリアルタイムで発電している電力しか使えないことにご留意ください。

自立運転機能付きは価格が高い

自立運転機能付きのパワコンにデメリットがあるとすれば、自立運転機能なしのものにくらべると価格が若干高いことです。ただし差がついても数万円にとどまる程度なので、災害時の使用を考えるなら自立運転機能付きを選ぶべきでしょう。"

パワコンの寿命と交換のめやす

パワコンは一度設置したらどれくらい使えるのでしょうか。交換が必要になるめやすを確認してみましょう。

パワコンの寿命は10~15年が一般的

パワコンの寿命は、平均して10~15年だと言われています。パワコンは太陽光パネルと違って24時間稼働を続ける精密機器のため、10年ほど経てばコンデンサーや半導体が劣化してしまうのです。最近ではパワコンのメーカー保証期間が15年というものが増えています。

また、パワコンは高熱や湿気に弱いことも知られています。パワコンの設置場所次第で寿命も変わってきますので、設置業者とよく相談してパワコンの設置場所を決めましょう。

設置して10年ほど経過するとパフォーマンスが低下したり不良個所が出てくる可能性があるので、一度点検することが推奨されています。10年経過すれば交換や修理を視野に入れておく必要があります。

交換費用の相場

パワコンの交換費用は多くて約20万円です。もちろんパワコンの容量や能力・機能によって金額は変わりますが、20万円あれば比較的高機能なパワコンに取替えが可能です。故障個所がパワコンの一部だけなら、数万円の部品交換ですむ場合もあります。

もし交換費用で20万円以上請求されることがあれば、ほかの業者にも見積もりをとったほうがいいかもしれません。

一点注意しておきたいのは、パワコンを最新型に交換するとモニターなどの周辺機器との相性が悪くなり、結果的に周辺機器も取替えが必要になる場合があるということです。そうすればパワコンの交換以外の費用も必要になるので、どのパワコンを選ぶかは業者とよく相談して決めてください。

現在蓄電池も併用している、もしくは将来的に蓄電池を設置する予定がある場合は蓄電池に合ったパワコンに買替えが必要になる場合があります。とくに、発電量のロスが少ないハイブリッド型のパワコンを希望する場合は取替えが必須です。

やや細かい話になりますが、パワコンの取替えに関わる重要な話です。該当しそうな人はこちらをご覧ください。

システム保証期間内なら無料交換

パワコンを交換する場合は、メーカー保証期間内なら無料で交換してもらえます。パワコンの保証期間は15年が一般的ですので、設置から15年経っていない場合はメーカー保証を使った交換も視野に入れましょう。

異音がするなどの不具合を放置したらどうなるか

設置から時間が経てば、パワコンが不具合を起こす可能性も高くなります。パワコンから異音がするなどの不具合を放置したらどうなるのでしょうか。想定される代表的なトラブルをご紹介します。

発電量が減り、売電収入も減る

パワコンに不具合が起きると本来の能力を発揮できなくなり、発電量が減少します。

当然ではありますが、発電量が減ったぶん売電収入も減り、経済的メリットが少なくなってしまいます。メーカー保証期間内にパワコンを取り替えれば無料ですみますが、パワコンが不調で発電量が減ってしまった経済的損失まではカバーされません。

パワコンの不調に気づいたらなるべく早めに対応することが、経済的損失を小さくすることに直結します。

火災につながる恐れがある

パワコンは電力系統をつかさどる機械なので、最悪の場合パワコンから発火して火災を引き起こすことがあります。火災は想定される最悪のパターンです。

パワコンから発火する原因の多くは、パワコン自体の不調ではなく施工不良から発生します。例えばケーブルを設置するときにネジのゆるみがある、配線のミスがあるなどです。

見積もりをとって極端に安い業者がある場合は、施工技術に問題がないか口コミもよく調べたほうがよいでしょう。パワコンの業者選びをするときは価格を比較するだけでなく、信頼できる業者かどうか見極めることが重要です。

パワコンを交換するメリット

パワコンを交換するメリットは、2つあります。パワコンの交換には安くはないお金がかかりますが、少しでも不調があれば早めに交換したほうがメリットが大きくなるので、ぜひお早めにご検討ください。

変換効率が上がり、電力ロスが少なくなる

最新型の機種はどんどん改良が進められ、新しいモデルほど変換効率が高くなっています。変換効率が高いということは、それだけロスが少ない状態で直流から交流に変換できているということです。

変換効率が上がれば、太陽光パネルが発電する発電量自体は変わらなくても今までより効率よく多くの電力が利用可能になります。結果として、電気代削減額が多くなったり、より多くの売電収入を獲得できたりするようになるのです。

パワコンを交換することによって得られる経済的メリットは交換時期が早いほど大きくなります。

保証期間が延びる場合がある

新しい機種にパワコンを交換すれば、ふたたび15年の保証期間を獲得できます。保証期間はメーカーや商品によって差はありますが、最新型の機種なら15年の保証付きのものが多いようです。現在でこそ15年の保証があたり前のパワコンでも、数年前までは10年保証のものが大半でした。

パワコンを最新型のものに交換すれば、変換効率が上がるだけでなく保証期間が長くなる安心感も得られるということです。

「ズバット エネルギー比較」を利用して複数業者に見積もり相談をしてみよう

パワコンを交換すれば電力の変換効率が上がり経済的メリットが大きいこと、不調を放置したら火災などの事故につながりかねないことがおわかりになったと思います。

調子のよくないパワコンは1日でも早く交換したほうが経済的損失が小さくなりますので、まずは見積もりをとって信頼できる業者を探しましょう。

「ズバット エネルギー比較」なら、一括で複数業者の見積もりが取得できて問い合わせも簡単です。

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