売却時の住み替えローンとは何ですか？

住み替えローンは、売却時に売却代金と自己資金を合算しても住宅ローンの完済ができないような場合に、完済できない分の借り入れと新居の資金の合計額を借りることができる住宅ローンです。

本来、不動産を売却する際には、現在のお住まいの住宅ローンを完済しなくてはいけませんので、売却代金で返済できない残債分は、お手持ちの自己資金から充当が必要です。住み替えを希望している場合で、上記のように自己資金がなく住宅ローンの完済ができないケースでは、非常にメリットを感じられるかと思います。

しかしながら、次の新居ではオーバーローンの状態になるため、金融機関の審査が厳しくなるのが一般的です。また、毎月の支払額も高くなりますので、しっかりとした資金計画が必要になります。

双方のメリット/デメリットを把握してから検討してみてください。

住み替えローンを利用すれば、住宅ローンの完済に必要な資金と新居の購入に必要な資金の両方を確保できるため、住み替えを速やかに行いやすいです。

しかし、住み替えローンは借入金額が大きく、金利や返済期間が一般的な住宅ローンよりも条件が悪いため、返済負担が大きいという点に注意しなくてはなりません。

返済計画に支障が生じて、せっかく購入した新居を手放さなくてはならないといった事態に陥らないためにも、無理のない返済計画をしっかりと立ててから住み替えローンを利用しましょう。