高校中退からの留学。海外の高卒資格を取得できる

高卒資格の取得は、別に日本の高校でなくてもかまいません。海外の高校に留学し、新たな気持ちで再スタートを切るという方法もあります。実は、海外の高校でも条件さえクリアすれば、高卒資格が得られるのです。さらに、大学への進学も帰国子女を対象とした入試を利用すれば、一般試験よりも入学しやすいというメリットがあります。

海外留学先の高校を卒業する

グローバル化が加速するいま、海外の高校に進む人たちが増えてきています。若いころに多彩な文化や価値観を持つ人たちに触れることは、自分自身の視野を広げることと、コミュニケーション能力を身に付けることに役立ちます。また、親元から離れて生活することで、精神面も鍛えられ、人間的にも大きく成長できるでしょう。

とはいえ、いきなり長期の海外留学に旅立つには相当な勇気が必要です。また、いくらやる気があっても、留学先の国や受け入れ先の学校との相性もあります。あとで「失敗した」と悔やむことがないように、まずは、数週間程度の語学研修や海外の高校への体験入学からスタートして、できそうかどうか確かめてみましょう。英語に自信がない場合は、語学スクールに通いながら、海外の高校を卒業するという方法もあります。

気を付けてほしいのが、海外の高校を卒業したからといって、それが日本の高卒資格と同じ扱いにはならないことです。大学入学資格を得るには、日本の学校とあわせて12年以上の在籍が必要となります。ただし、例外はあります。例えば、飛び級したことで12年以上の在籍に達していない場合でも、12年間に相当する正規の教育を受けたと見なされれば、大学入学資格が与えられます。

帰国子女枠で大学を受験できる

海外留学の経験は、大学進学のときに有利に働きます。なぜなら、帰国子女を対象とした入試を行っている大学があるからです。しかも、帰国子女対象の入試は一般入試よりも合格のハードルが低い傾向にあります。

例えば、東京大学、京都大学、早稲田大学といった有名大学にも帰国子女枠が設けられています。高校を中退していたとしても、努力次第で有名大学に入学できる可能性が開けてくるのです。

ただし、帰国子女枠の受験資格は大学によって異なります。ただ単に海外で勉強しただけでは、帰国子女枠での受験ができないケースもあります。詳しくは大学のウェブサイトなどで確認してください。

海外留学できる通信制高校もある

海外留学では、さまざまなトラブルが起こります。そういったトラブルに備え、海外留学をしたい人は、留学を手配する会社に依頼したり、海外留学のできる学校へ入学するのが一般的です。通信制高校によっては、海外留学ができる学校もあります。短期留学だけでなく、長期留学も可能な通信制高校もあるので、学校を選ぶときにチェックしましょう。

日本と海外の高卒資格を取得することも

海外への留学に興味はあるものの、「何から手をつけていいのか、わからない」という人が大半でしょう。そんな人におすすめなのが、海外留学のコースを設けている通信制高校に入学すること。なぜなら、通信制高校がこれまで培ってきた豊富なノウハウとサポート体制で、スムーズに海外留学を実現できるからです。

さらに重要なポイントが、インターネットを利用して授業を受けたり、一時帰国時にスクーリングすることで、海外にいながらにして、日本の高校の卒業資格を得ることができるのです。つまり、通信制高校に在籍することで、海外と日本の高校、両方の卒業資格を得ることが可能になるのです。

夢を持って海外に留学したものの、やむをえず挫折することもあるでしょう。日本の高校の卒業資格を修得しておけば、そういう事態になっても、就職や進学するときの強い味方になります。

海外留学のサポート体制もチェック

注意したいのが、一口に留学といっても、通信制高校によって提供するカリキュラムに違いがあること。例えば、留学の期間は、1週間程度の短期留学が主体の学校もあれば、長期留学に力を入れている学校もあります。留学前に、英語力をつけるための授業を実施する学校もあります。

留学先もアメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、スイス、フィジーなどさまざまです。行き先によっては、どういう勉強できるかも変わってくるでしょう。また、現地での住環境として、その国の生活体験ができるホームステイ先を紹介してくれる学校もあります。

さらに、通信制高校の中には、海外に直営キャンパスを持っている学校や、留学中も現地の日本人スタッフがサポートしてくれる学校もあります。これなら安心して勉強に励むことができるでしょう。

まずは海外留学のカリキュラムがある学校の資料を取り寄せてみましょう。複数校を比較して、興味がある学校が見つかれば、相談会などで「どのようなことが学べるのか」「英語が話せなくても大丈夫か」「留学先で病気や盗難など困ったことに遭遇したら、サポートしてもらえるのか」「費用はどのぐらいかかるのか」など疑問を直接先生に聞いてみましょう。