ヒューマンキャンパス高等学校 先生紹介インタビュー 金井 賢治先生 秋葉原学習センター/センター長

「通信制高校入学」をバネに“本気でがんばる”生徒を支えたい

広域通信制高校であるヒューマンキャンパス高等学校。その中でも、秋葉原学習センターは大学進学の専門コースがある校舎です。「全日制高校に通えなかったとしても、逆転するチャンスはたくさんある」と語るセンター長の金井先生にお話を伺いました。

1日のタイムスケジュール

10:00
Webサイトの更新

秋葉原学習センターのWebサイトを更新する金井先生。体験授業や入試日程、校舎のブログを更新するのも大切な仕事です。「学校に通いたい」という生徒からの問い合わせにも、スピーディーに対応します。

13:00
学校見学者の対応

この日は、学校見学に訪れた高校生の対応。秋葉原学習センターの特徴や、一人ひとりに合った通学の仕方についてアドバイスを行います。このほかにも中学校訪問、入学案内パンフレットの発送などを行うことも。

16:00
職員ミーティング

金井先生は、生徒はもちろん、先生に対しても相談しやすい環境づくりを心がけているそう。夕方にはミーティングを行い、その日の生徒の様子や、より良い指導方法について先生同士で話し合います。

ヒューマンキャンパス高等学校の特長

ヒューマンキャンパス高等学校の特長

一人ひとりの得意・苦手・希望進路に合わせた個別学習プログラムを提供

ヒューマンキャンパス高等学校は、高校の勉強をしながら、声優・メイク・マンガ・イラスト・ゲームなどの専門分野を学べる広域通信制高校。全国にキャンパス(学習センター)があり、学びたい内容に応じて登校日数を週1〜5日から選択し、自分のペースで通学できるのが特長です。

どのキャンパスでもレポートやスクーリングを行い、高校卒業資格を取得することができますが、秋葉原学習センターでは「AI大学進学コース」を開講しているため、基礎学力の養成から大学進学など、一人ひとりの希望に合わせた進路指導を行うことができます。2019年度からは、通信制高校初のAI技術活用による学習を取り入れ、生徒の得意や苦手、目標に合わせたきめ細やかなオーダーメイド学習を実践します。また、東京大学・池谷裕二教授監修の「脳科学に基づく学びのメソッド」による指導で、科学的に生徒のやる気を引き出す指導を行います。

ヒューマンキャンパス高等学校の先生になって、やりがいを感じる点

「大学進学」だけでなく、生徒の「成長」を支えたい

本キャンパスに「AI大学進学コース」があるからと言って、目指すべきゴールはすべて「進学」というわけではありません。本キャンパスに通学する生徒はさまざまで、進路をなかなか決められない生徒もいれば、学校に通学すること自体をがんばらないといけない生徒もいます。だからこそ、一人ひとりに合わせた目標設定、サポートが大切なのだと考えています。

本キャンパスで「こういうことに出会えた」「最近、自分が変われた」「ちょっとは勉強できるようになった」など、何かひとつでもわからなかったことがわかるようになったり、できなかったことができるようになったり、生徒が新しく変わった瞬間に立ち会えるのが教師としてのやりがいです。生徒の「成長の支え方」は決して一律なものではないと思います。

印象に残っている生徒や出来事

印象に残っている生徒や出来事

通信制高校への入学は、決して「失敗」じゃない

最も印象に残っているのは、全日制高校から転入してきた生徒。その生徒は、趣味の「鉄道」を活かして、第一志望の鉄道会社に就職を決めました。どちらかというとまじめなタイプで、周囲に対して積極的に話しかけようとする生徒ではありませんでしたが、内定を得たあとに「先生が私のことをいつも見てくれていたから、がんばることができました」と言ってくれたときは、この仕事をしてきて良かったと本当に思いました。

さまざまな事情で全日制高校に通うことが難しくなり、そこで落ち込んでしまう生徒もいると思います。中には自分が失敗したと考えてしまう生徒もいるでしょう。しかし、その生徒は反対に、通信制高校に移ってきたことをバネにしてがんばったのです。その思いを受け止め、最後まで支えるのが教師の務めだと感じています。

こんな生徒に入学してほしい

自分の意志とペースで学び、成長したいという生徒

これまで、数多くの生徒、保護者の面談をしてきました。友達関係で悩む生徒、進学校特有の課題の多さに疲れた生徒、人と関わるのが苦手な生徒…。全日制高校には全日制高校の良い点もありますが、生徒によっては受け身になってしまうことも。自分の意志で進路を決め、希望する進路に合わせた授業を選択し、自分のペースで学べるというのが通信制高校の特徴です。当キャンパスには、あなたをからかう生徒もいませんし、無理に友達を作らなければならないということもありません。「ありのままの自分で学校に通いたい」「自己実現したい」「自分のペースで成長したい」という生徒に入学してほしいと思います。

入学を考えている皆さんへ

逆転するチャンスはある。本気で取り組める目標を見つけてほしい

「全日制高校でちょっと失敗したかな」「前の学校になじめなかった」と考えている人もいると思います。私が生徒に日々伝えているのは「本気を出せる目標を見つけよう」ということ。受験勉強でも就職活動でも、週に3日は登校しようという目標でもいい。一人ひとり目標は異なりますが、目標に対して本気が出せたかどうかは、その後の人生においてとても大きな意味を持つと考えています。うまくいかなかったときは次がんばろうと努力できるし、うまくいったときはその何倍もの喜びを実感できるでしょう。結果がどうであれ、本気でがんばったという経験は必ず自分の糧になります。挫折を感じたとしても、逆転するチャンスはたくさんあります。目標を見つけ、本気で取り組んでほしいと思います。

みんなの学校選び・スクールライフ体験談

通信制高校やサポート校に進んだ先輩たちや、そのご両親・先生方から体験談をお寄せいただきました。通信制高校を選んだきっかけ、実際の学校生活の様子などが本音で語られているだけでなく、これから学校を選ぶ皆さんへの熱心なアドバイスも満載です。