おおぞら高校(屋久島おおぞら高等学校・おおぞら高等学院) 先輩紹介インタビュー 海老澤 慶吾さん スタンダード学科 ウィークデイコース(当時)/2017年入学
ひとつの出会いが人生を変えることだってある。フィリピン留学で得た、かけがえのない経験。
高校2年生の秋に、全日制高校から通信制高校のおおぞら高校に転入。フィリピンへの短期留学が転機となり、現在はアルバイトをしながら留学資金を貯める毎日。
ターニングポイント
周囲の友達と同じように全日制高校に通っていた海老澤くんでしたが、校則違反をしたことがきっかけで、特別指導を受け出席日数が足りない状況に。単位を落としたことで進級の道が閉ざされ、留年を決意しましたが、学校から許してもらうことができず転校を検討。
高卒資格を取得し、ゆくゆくは大学進学を目指すために、海老澤くんが選んだのはおおぞら高校。人見知りな性格が災いし、しばらく友達ができずひとりで過ごしていましたが、屋久島でのスクーリングに参加したことで、友達もできて少しずつ友達と打ち解けて話せるように。最大の転機となったのは、おおぞら高校のコーチから勧められたフィリピン留学で訪れた孤児院での「出会い」。つらい過去を抱えながらも、前向きに生きる子供たちとのふれ合いを通じて、これまでに味わったことのない複雑な感情を抱きました。
卒業後のフィリピン留学、オーストラリアでのワーキングホリデー参加を目標に、現在はアルバイトをしながらおおぞら高校に通い、留学資金を貯める毎日。自宅での空き時間を使ってレポート作成に取り組むなど、時間を効率的に使い、できるだけアルバイトに集中できる生活リズムを築いています。
この学校を選んだ理由
がんばる気持ちを後押ししてくれた通信制高校
全日制高校に通っていた頃は、特にやりたいことや夢もなく、アルバイトをしたり、友達と遊んだりと普通の高校生活を送っていました。「このままどこかの大学に入れればいい」と軽い気持ちで考えていましたが、たった一度の校則違反が原因で、それさえも叶わないという状況に陥りました。結果的に出席日数が足りなくなり、進級も留年も許されない。「あんなことをしなければよかった」という後悔の気持ちと、「先生なんて信じられない」という悔しい気持ちで、涙が止まりませんでした。
その後、自分に残されたのは「転校」しかないという思いから、KTCおおぞら高等学院の説明会に参加。当初、全日制高校以外の学校に対して特別な期待を持ち合わせていませんでしたが、ここでは自分と相性の良い担任のコーチを選べると聞き、もう一度がんばろうと決意しました。
この学校の楽しいところ・大変なところ
日本ではできないことを経験できる海外留学。計画的に時間を使えるかどうかがポイント。
僕の人生の転機となったのは、KTCおおぞら高等学院で行われたフィリピンへの短期留学です。現地の孤児院を訪れ、親から虐待を受けた子どもたちと一緒にスポーツをしたり、お互いの国の文化について理解し合ったりしました。つらい過去を抱えているにも関わらず、笑顔で話しかけてくれる子供たちを見ていると、「なぜこんなにも強いんだろう」という疑問が生まれたのと同時に、「もっと話したい」という複雑な感情が湧いてきたのです。始めは参加することに不安があった海外留学も、帰国する頃には日本に帰りたくない気持ちが強くなり、卒業後にフィリピンを訪れ、孤児院の子どもたちと話すことが新たな目標になりました。
KTCおおぞら高等学院に通う上で、一番大変なのは時間の使い方。レポートも多く、計画的に取り組まなければなりません。僕は、自宅での空き時間を利用するなどして、レポートに取り組んでいます。
1日のスケジュール
留学費用を貯めるために、現在は週に2、3日アルバイトをしながら通学。アルバイトで忙しく通学できない日もありますが、放課後はクラスメイトとご飯を食べに行ったり、カラオケに行ったりと学校生活を楽しんでいます。
- ■ 就寝
- ■ 朝食・準備
- ■ 授業
- ■ 自由時間
- ■ アルバイト
- ■ 夕食
スクールライフ
みんなの学校選び・スクールライフ体験談
通信制高校やサポート校に進んだ先輩たちや、そのご両親・先生方から体験談をお寄せいただきました。通信制高校を選んだきっかけ、実際の学校生活の様子などが本音で語られているだけでなく、これから学校を選ぶ皆さんへの熱心なアドバイスも満載です。