中高一貫校から意を決して転校。さまざまな不満から解放されて笑顔のある生活を取り戻しました

2020年7月14日投稿
この体験談のポイント

中高一貫校に進学したものの、人間関係や授業に不満が募り、通信制高校への転入を検討し始めました。実際に調べてみると、通信制高校には多種多様な通学形態やカリキュラムがあることがわかり、本人の意志で転校を決意。個別指導の学校なのでストレスもなく、母子ともに笑顔のある生活に戻ることができました。

人間関係
kykさん(保護者)
学校の満足度:55
新入学
16歳/女性
  • 【入学年月】2020年4月
  • 【登校日数】週5日通学
  • 【コース】 大学進学
  • 【学費(年間)】 100万円

通信制高校・サポート校に入学したきっかけ

学校での生活が合わず、本人の希望で通信制に。

通学していた中学校では登校拒否にはなりませんでしたが、いじめやグループに所属していなくてはいけないことに息詰まりを感じ、本人が自分で通信制の学校に行きたいと言いました。また、習い事の時間的な融通がきいたことも理由です。

入学前後でこんな変化が!

人間関係が改善され、通学できるように。

中学時代は毎日グチと文句ばかりで、聞かなければいけない私もストレスでしたし、いじめ問題があったので心配もしました。先生はいじめのためにとてもご尽力くださいましたが、授業の内容は進度が早すぎたり、つまらなかったり、うちの子どもには満足できる中学生活ではなかったようです。

こんなに親子で不満があるのに、私立の中高一貫のために高校にそこの仲間と進まなければいけないこと、高い月謝を払わなければいけないことが毎日ストレスでした。

今は自分で計画して単位を取得し、どうしても苦手な科目は受験では使わない、と割り切った学習ができます。何より面倒な人間関係がないので、嫌なことがなく通学できるようです。もちろん通信制なので毎日行かなくてもいいのですが、本人が自宅だと勉強できない、ということで通学しています。学力が上がったわけでもないのですが、子供が満足しているのならお金を出すこともストレスではありません。

グループ学習や、みんなで意見を言いあう活動がないことは親としては気になりますが、そういう授業もあるようなので様子を見て勧めてみたいと思います。

学校選びで重視したこと

学力維持、個別授業を重視。

学費より、今より学力が落ちないことを重視しました。クラス活動にうんざりしているようでしたので、個別授業ということも気に入ったようです。個別は他には見つけられなかったので、トライに決めました。

これから通信制高校やサポート校に進む人へのアドバイス

しっかり調べて自分に合う学校選びを。

今は16人に1人が通信制高校に通っているそうです。クラスという狭い世界で人間関係を構築しなければいけないことに対し、反対意見を持つ大人もたくさんいますが、集団主義はなかなか日本社会からなくなりません。

たくさんあって迷うと思いますが、少し調べたり説明会に行けば、専門知識を学ぶ学校、普通の学校のようなクラス活動、トライ式のような個別、などパターンがわかります。

同じような境遇の保護者の方へ

通信制高校にはさまざまな特徴があることを知ってほしい。

私も全日制を卒業し、周囲に通信制高校に行っているお子さんもいません。最初は「もう大学には行けない、もしかしたら中卒かもしれない」と思いました。しかしインターネットで調べたり学校見学をすると、大学進学をあきらめる必要はないこと、生徒さんによっては科目を絞って勉強できるので効率よく進学活動ができること、通信制に行っていたことが進学にデメリットになることはないこと、などを知りました。

何より良かったのは、親が本人が希望した進路を頭ごなしに反対せず、本当に理解をしようと歩み寄り、一緒に話し合いながら最終的には本人の意志で決めたことです。偏差値は上がらないかもしれませんが、本人の生き生きした様子を見られるだけで親にとっては幸せです。

登校拒否で悩まれているのなら、そんな学校辞めても大丈夫です。通信制高校はたくさんあり、さまざまな特徴と通学形態があります。きっと毎日笑顔で生活していたお子さんの顔をもう一度見ることができるはずです。お母さんの人生もきっと好転するはずです。

  • 通信制高校・サポート校への進学を決めたきっかけ

    自由度が高いところ、趣味や習い事を優先したい、集団生活が苦手
  • 進学した学校を選んだ決め手

    大学進学の可能性が一番高く、クラス活動ではないこと
  • 学校を決めるときに参考にした情報源

    学校の説明会・見学会

体験談の内容について
掲載されている体験談は、通信制高校・サポート校に入学した方およびその関係者の個人的な記憶、経験に基づくものであり、内容の真偽、正確性、有用性を保証するものではございません。