ヒューマンキャンパス高等学校先生紹介インタビュー金井 賢治先生秋葉原学習センター/センター長

「通信制高校入学」をバネに“本気でがんばる”生徒を支えたい
広域通信制高校であるヒューマンキャンパス高等学校。その中でも、秋葉原学習センターは大学進学の専門コースがある校舎です。「全日制高校に通えなかったとしても、逆転するチャンスはたくさんある」と語るセンター長の金井先生にお話を伺いました。
1日のタイムスケジュール
ヒューマンキャンパス高等学校の特長
一人ひとりの得意・苦手・希望進路に合わせた個別学習プログラムを提供
ヒューマンキャンパス高等学校は、高校の勉強をしながら、声優・メイク・マンガ・イラスト・ゲームなどの専門分野を学べる広域通信制高校。全国にキャンパス(学習センター)があり、学びたい内容に応じて登校日数を週1〜5日から選択し、自分のペースで通学できるのが特長です。
どのキャンパスでもレポートやスクーリングを行い、高校卒業資格を取得することができますが、秋葉原学習センターでは「AI大学進学コース」を開講しているため、基礎学力の養成から大学進学など、一人ひとりの希望に合わせた進路指導を行うことができます。2019年度からは、通信制高校初のAI技術活用による学習を取り入れ、生徒の得意や苦手、目標に合わせたきめ細やかなオーダーメイド学習を実践します。また、東京大学・池谷裕二教授監修の「脳科学に基づく学びのメソッド」による指導で、科学的に生徒のやる気を引き出す指導を行います。
ヒューマンキャンパス高等学校の先生になって、やりがいを感じる点
「大学進学」だけでなく、生徒の「成長」を支えたい
本キャンパスに「AI大学進学コース」があるからと言って、目指すべきゴールはすべて「進学」というわけではありません。本キャンパスに通学する生徒はさまざまで、進路をなかなか決められない生徒もいれば、学校に通学すること自体をがんばらないといけない生徒もいます。だからこそ、一人ひとりに合わせた目標設定、サポートが大切なのだと考えています。
本キャンパスで「こういうことに出会えた」「最近、自分が変われた」「ちょっとは勉強できるようになった」など、何かひとつでもわからなかったことがわかるようになったり、できなかったことができるようになったり、生徒が新しく変わった瞬間に立ち会えるのが教師としてのやりがいです。生徒の「成長の支え方」は決して一律なものではないと思います。
印象に残っている生徒や出来事
通信制高校への入学は、決して「失敗」じゃない
最も印象に残っているのは、全日制高校から転入してきた生徒。その生徒は、趣味の「鉄道」を活かして、第一志望の鉄道会社に就職を決めました。どちらかというとまじめなタイプで、周囲に対して積極的に話しかけようとする生徒ではありませんでしたが、内定を得たあとに「先生が私のことをいつも見てくれていたから、がんばることができました」と言ってくれたときは、この仕事をしてきて良かったと本当に思いました。
さまざまな事情で全日制高校に通うことが難しくなり、そこで落ち込んでしまう生徒もいると思います。中には自分が失敗したと考えてしまう生徒もいるでしょう。しかし、その生徒は反対に、通信制高校に移ってきたことをバネにしてがんばったのです。その思いを受け止め、最後まで支えるのが教師の務めだと感じています。
こんな生徒に入学してほしい
自分の意志とペースで学び、成長したいという生徒
これまで、数多くの生徒、保護者の面談をしてきました。友達関係で悩む生徒、進学校特有の課題の多さに疲れた生徒、人と関わるのが苦手な生徒…。全日制高校には全日制高校の良い点もありますが、生徒によっては受け身になってしまうことも。自分の意志で進路を決め、希望する進路に合わせた授業を選択し、自分のペースで学べるというのが通信制高校の特徴です。当キャンパスには、あなたをからかう生徒もいませんし、無理に友達を作らなければならないということもありません。「ありのままの自分で学校に通いたい」「自己実現したい」「自分のペースで成長したい」という生徒に入学してほしいと思います。
入学を考えている皆さんへ
逆転するチャンスはある。本気で取り組める目標を見つけてほしい
「全日制高校でちょっと失敗したかな」「前の学校になじめなかった」と考えている人もいると思います。私が生徒に日々伝えているのは「本気を出せる目標を見つけよう」ということ。受験勉強でも就職活動でも、週に3日は登校しようという目標でもいい。一人ひとり目標は異なりますが、目標に対して本気が出せたかどうかは、その後の人生においてとても大きな意味を持つと考えています。うまくいかなかったときは次がんばろうと努力できるし、うまくいったときはその何倍もの喜びを実感できるでしょう。結果がどうであれ、本気でがんばったという経験は必ず自分の糧になります。挫折を感じたとしても、逆転するチャンスはたくさんあります。目標を見つけ、本気で取り組んでほしいと思います。
みんなの学校選び・スクールライフ体験談
通信制高校やサポート校に進んだ先輩たちや、そのご両親・先生方から体験談をお寄せいただきました。通信制高校を選んだきっかけ、実際の学校生活の様子などが本音で語られているだけでなく、これから学校を選ぶ皆さんへの熱心なアドバイスも満載です。
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全日制高校進学が当たり前ではない。多種多様選択してもいいことを、先生や親が柔軟に対応してあげることで救われる子供がいます。マロニー先生さん(保護者)学校の満足度:
4点
転入学16歳/男性鹿島朝日高等学校全日制高校進学校に入学でき親としてはホッとしてたのもつかの間、2学期から不登校気味になり、学校の雰囲気と先生も嫌だと言って休むようになりました。高校だけは卒業したいと子供の意思を尊重して通信高校へ転入学しました。子供にとっては通信高校に代わってから気楽になって週2通学してあとは自宅で課題をやっています。こんなことなら高校進学の時に初めから通信高校を選択すれば良かったなと思っています。
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選択権は子どもにある。親はいつでも「大丈夫!」とサポートを。あこたさん(保護者)学校の満足度:
4点
転入学16歳/男性S高等学校全日制高校に進学しましたが、2学期から不登校になり出席日数が足りず、留年が決まりました。同級生と同じタイミングで卒業し大学進学を希望していたため、それを叶えるために通信制高校を選択しました。
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前に進まなければ…という思いで通信制高校への転学を本人と決め、親子の会話も増えました。かまかまさん(保護者)学校の満足度:
3点
転入学16歳/男性YMCA学院高等学校部活動の出来事で体調が悪くなり。何とか登校させていたのですが、良くなる気配もなく出席日数も足りなくなってしまい、通信制高校を考えました。