わせがく高等学校 ※中学生・高校3年のみ募集 先輩紹介インタビュー 野村 はるかさん 通学型(週2日制)/2018年入学
自分に合った環境なら勉強も部活動もアルバイトもがんばれる
中学校で入部したソフトテニス部の活動がきびしく、なかなか休むことができない日々に疲れてしまった野村さん。「自分のペースで学びたい」と考え、中学校卒業後はわせがく高等学校に入学。安心して通える少人数制の環境で学びながら、部活動やアルバイトにもチャレンジしています。
ターニングポイント
野村さんが不登校になったのは中学2年生のころ。部活動の厳しい練習にも耐え、なんとかがんばっていましたが、ある日突然心が折れてしまい、学校に行けなくなってしまいました。初めは食事も喉を通らず、この生活を抜け出したいのに「外に出るのが怖い」と思い悩む日々。少しずつ身体も回復し、中学3年生の進路選択では全日制高校を受験するも、学力が足りず別の進路を探すようになりました。
受験結果に落ち込んでいた野村さんを励ましてくれたのは、母親の「あなたには合わなかっただけ」という言葉。通信制高校という存在を知ったのも、ちょうどこのころでした。自分でも通えるかどうか不安な気持ちでわせがく高等学校の体験入学に参加したところ、先生が笑顔で受け入れてくれて学校に通うのが待ちきれなくなったそう。自分にぴったり合ったわせがく高等学校が、野村さんの安心できる居場所になりました。
1年次は毎日学校に通うことを目標にして全日型(週5日制)の学習スタイルで通い、2年次からはアルバイトとの両立を考え通学型(週2日制)の学習スタイルに変更。現在は勉強とアルバイトの両立にもチャレンジしています。また、趣味のお菓子づくりを活かして家庭科部に所属し、作ったお菓子を先生や友達に振る舞うことも。放課後の補習にも積極的に参加し、授業でわからなかったことや中学校の既習単元もしっかり復習。自分のやりたいことに力を注げる通信制高校の環境が野村さんには合っていたようです。
この学校を選んだ理由
生徒が学校に合わせるのではなく、学校が生徒のペースに合わせてくれる
中学生のころは人に合わせて気を遣いすぎてしまうタイプで、いつも我慢ばかりしていました。改めて考えると、周りに急かされている感覚で、自分の限界を超えたペースで学校生活を過ごしていたと思います。その反動もあって不登校中は外に出かけることも怖かったのですが、このつらい経験をしたからこそ、自分自身のやりたいことや進路選択の基準について考えられるようになりました。「自分のやりたいことができて、無理せず自分のペースで通える学校に通いたい」。わせがく高等学校は少人数制のクラスで先生も親身になって相談に乗ってくれる。生徒が学校に合わせるのではなく、学校が生徒のペースに合わせてくれる。わせがく高等学校との出会いが不登校から抜け出す大きな一歩となりました。
この学校の楽しいところ・大変なところ
自分のペースでやり切る経験が大きな自信に。スクーリングは、いかに集中力をキープできるかがカギ
わせがく高等学校の授業は少人数のクラスで行われます。そのため先生との距離が近く、わからないところがあったらその場で質問できるので、中学校の学習内容に不安がある人、授業についていけるか心配な人でも安心して通えると思います。また、校内外での行事も多いため、なんでも話せる仲の良い友達ができました。
最も大きく変わったのが授業外での過ごし方。放課後は家庭科部の活動でお菓子を作ったり、自由な時間に調理のアルバイトをしたり、休みの日は友達と一緒に出かけたりと楽しい学校生活を過ごすことができています。それまで「不登校」であったがゆえに、自信を失いかけていた私にとって、勉強もアルバイトも部活動も自分のペースでやり切るという経験は大きな自信になりました。
大変なことはそれほど多くありませんが、ひとつ挙げるとすれば、スクーリングの中で教科書に沿った課題に取り組むことです。普段の授業よりも集中力が必要だと感じます。ただ、先生が丁寧に教えてくれるので不安はありませんでした。
1日のスケジュール
週に2日キャンパスに通学し、放課後は家庭科部の活動に参加したり、お弁当屋さんでアルバイトをしたりと忙しいながらも充実した学校生活を送る野村さん。自分のやりたいことにチャレンジしています。
- ■ 就寝
- ■ 朝食・準備
- ■ 自由時間
- ■ 授業
- ■ 帰宅
- ■ アルバイト
- ■ 夕食
- ■ 自宅学習
スクールライフ
みんなの学校選び・スクールライフ体験談
通信制高校やサポート校に進んだ先輩たちや、そのご両親・先生方から体験談をお寄せいただきました。通信制高校を選んだきっかけ、実際の学校生活の様子などが本音で語られているだけでなく、これから学校を選ぶ皆さんへの熱心なアドバイスも満載です。