わせがく高等学校 ※中学生・高校3年のみ募集 先生紹介インタビュー 島田 まどか先生 東京キャンパス/センター長
悩んだときこそ成長のチャンス。悩みに寄り添い、悩みを乗り越える過程を支援したい
単に高卒資格を得るための学校ではなく、自立した将来を実現するために、さまざまな経験を重ねながら進路を決められる通信制高校、それがわせがく高等学校。「一人ひとりが主役になれる環境で、自分なりの成長を実現してほしい」と語るセンター長の島田先生にお話を伺いました。
1日のタイムスケジュール
わせがく高等学校の特長
すべての生徒にとって自分自身を探す場所、将来の夢を発見する場所でありたい
わせがく高等学校の教育目標のひとつに「夢育(ゆめいく)」という言葉があります。この言葉は、生徒一人ひとりが目的意識を育み「将来の夢」を発見すること、そして夢の実現を目指して努力することが大切だという意味を持ちます。私たちの役割は生徒の長所を伸ばし、目標や夢に導く手助けをすること。高等学校は将来の方向性を決定する場所ですが、同時に自分自身を探す場所、将来の夢を発見する場所でもあるべきだと考えています。
わせがく高等学校の先生になって、やりがいを感じる点
「一人ひとりが主役になれる学校」で大きく成長する生徒たち
在校生の中には過去に不登校を経験した生徒も少なくありません。しかし、過去に苦しい経験をした生徒ほど、通信制高校の3年間で大きく成長する姿をたくさん見てきました。当校は少人数制指導を採用しており、「生徒一人ひとりが主役になれる学校」です。少人数制だからこそ周囲から求められる役割も多岐に渡り、文化祭や学校行事などのイベントでは、クラス全員で係を担当します。全員が係を担当するメリットは「必要とされている」と思えること、そして「ありがとう」と認めてもらえる機会が増えることです。
保護者の方が通信制高校に期待されるのは、お子様が高校卒業資格を取得することだと思います。しかし、通信制高校には高校卒業資格を取得するという役割だけでなく、生徒が達成感を実感できる場があるということも知っていただきたいと思います。生徒が成長する瞬間に立ち会うことができ、生徒を次のステージへ送り出せるというのは、通信制高校の教員ならではのやりがいです。
印象に残っている生徒や出来事
「自分自身で決めた目標を成し遂げる経験」を積み重ねることが大切
最も印象に残っているのは、最後まで進路をあきらめなかった、ある生徒のこと。高校3年間の集大成と言えば、進路を決めて卒業することです。しかし、その生徒は周囲が次々と進路を決めている中で、なかなか進路を決めることができずにいました。「進路を決めかねている生徒がいれば、教員が決定をリードするべきだ」と考える人もいるかもしれません。教員が指示することは簡単です。しかし、それでは生徒が成長しないばかりか、社会に出てから苦労することになるでしょう。その生徒は最後まであきらめず、「進学したい」という意思を持っていたため、その思いを受け止めて教員全員で進学実現までサポートしました。
ここで強調したいのは、「自分自身で決めた目標を成し遂げる経験」を積み重ねることの大切さ。それは進路に限らず、毎日学校に通うということも小さな経験の積み重ねになるでしょう。目の前にある目標を少しずつクリアする経験を積み重ね、次のステップに進む自信をつけてほしいと思います。
こんな生徒に入学してほしい
悩んだときこそ成長のチャンス。通信制高校を成長するきっかけにしてほしい
進路に悩んでいる人、何らかの理由で不登校を経験した人、自分のペースで勉強したいと考えている人はぜひ入学してほしいと思います。高校生は多感な時期で、人それぞれ悩みや葛藤を抱いています。自分自身の高校時代を振り返ってみても、高校生のころに抱いた悩みはその後成長していくために必要な糧であり、悩みを乗り越えた体験が成長につながったと実感しています。私の場合、悩みを乗り越えるきっかけを与えてくれたのは、その悩みに寄り添ってくれた高校の先生でした。通信制高校は全日制高校と比べてクラスの生徒数も少なく、生徒一人ひとりに寄り添うこともできます。悩んだときこそ成長のチャンス。大切なのは小さなきっかけです。通信制高校には、「成長できるきっかけ」がたくさんあふれています。
入学を考えている皆さんへ
教員の役割は無限。私と同じような思いをする生徒をひとりでも減らしたい
教員になるという夢を持ったのは、みなさんと同じ高校生のころです。「良い教員に巡り会えたから自分も教員になりたい」という理由で教員を目指す人が多いのかもしれませんが、私の場合は逆で、生徒の気持ちに寄り添えない教員がいることに衝撃を受け、「私と同じような思いをする生徒をひとりでも減らしたい」と考え教員になることを目指しました。
その一方で、私の悩みに寄り添い、単位を修得すること以上に達成感を得られるような経験をさせてくれた教員もいました。そのときに感じたのは「教員の役割は無限」にあるということ。教壇に立って授業を行ったり、生徒の単位修得をサポートすること以上に、先へ進むことができない生徒たちの悩みに寄り添い、悩みを乗り越えていく過程を支援していきたいです。
みんなの学校選び・スクールライフ体験談
通信制高校やサポート校に進んだ先輩たちや、そのご両親・先生方から体験談をお寄せいただきました。通信制高校を選んだきっかけ、実際の学校生活の様子などが本音で語られているだけでなく、これから学校を選ぶ皆さんへの熱心なアドバイスも満載です。