勇志国際高等学校 学校紹介インタビュー 竹﨑 愛理(たけざき あいり)さん
「なりたい自分」を見つけられる!勇志国際高等学校の学校生活を在校生にインタビュー
勇志国際高等学校では、生徒一人ひとりが「なりたい自分」を見つけられるように、さまざまなコースを開設してバックアップしています。通信制高校でありながら、「芸能コース」「トップアスリートコース」「ネット予備校」などのオプションコースで学ぶことで、夢への道筋を明確にすることができます。今回は勇志国際高等学校 宮崎学習センターに通う竹﨑愛理さんに、将来の夢や学校生活、クラスの雰囲気などを教えてもらいました。
自己紹介
現在の学年・お名前・部活動などを教えてください。
2年生の竹﨑愛理です。現在は通学生として、宮崎学習センターに通学しています。お笑いの世界へ進むのが夢で、勇志国際高等学校の「芸能コース」で週に2回、演技や発声、司会などについて学んでいます。また、ネット部活動である「お笑い部」の部長を務めており、全国各地の校舎で学ぶお笑い好きの友達と、ライブの情報や推しの芸人について日頃から情報交換をしています。
通信制高校を検討し、入学を決めたきっかけ
通信制高校への入学を考えた理由は?入学前の状況を教えてください。
中学1年生の頃から学校に通えておらず、3年近く自宅に引きこもっていました。そんな時に、親戚から勇志国際高等学校の宮崎学習センターが開校すると聞いたのがきっかけです。校舎がおしゃれでキレイなこと、アクセスも便利であることが気に入って、入学を考えるようになりました。
通信制高校に対してどのようなイメージがありましたか?
やはりレポートが不安でした。中学校に通えていなかったので勉強への苦手意識を持っていましたし、毎月ちゃんと提出できるかが心配でした。でも、レポートの解説動画もありますし、先生が直接サポートしてくれるので、毎月ちゃんと取り組むことができています。
勇志国際高等学校への入学の決め手は何でしょうか?
実はこの学校以外に、全日制高校も受験して合格していました。でも、毎日学校に通う自信がなくて……。それと同時に、子供の頃からお笑い芸人になるのが夢だったので、やりたいことができる環境に進学したいと考えていました。宮崎県内で芸能を学べる学校はここしかありません。最終的には、「親の意見よりも、自分がやりたいことをやりなさい」という親の言葉が後押しとなり、勇志国際高等学校に入学しました。
入学までの流れ
見学はしましたか?入学までにどんなことをしましたか?
相談会・説明会に参加した際に校舎を見ただけで、ほとんど見学はしませんでした。準備らしい準備はせずに入学しましたね。それまでずっと家にいたので運動不足気味でしたが、外に出て運動したほうが気分も落ち着くので、当時の自分にアドバイスするとしたら、家で引きこもらずに運動することをすすめたいです。
入学後の学校生活
学校に通う頻度や1日の流れを教えてください。
1年生の頃は、少しでも全日制の人たちに追いつきたいという思いがありました。あえて自分が外に出ざるをえない状況を作るために、週5日通学していました。学校生活に慣れるためとはいえ、体力がなかったので週5日は正直きつかったです(笑)。
2年生になってからは、お笑いの時間を確保するために週1日通学に変更しました。登校しない日は、資格取得のための勉強やネタづくりに励んだり、お笑いの動画を見たりしています。また月に1日、コミュニティFMのラジオ番組のアシスタントもやっています。
1日の授業スケジュールと学習方法について教えてください。
通学する日は7時30分に起きて、9時に登校します。午前中はレポートに取り組み、午後は資格や検定のための勉強。放課後は芸能コースで演技や発声の指導を受けています。
通学しない日は9時頃に起きて、テレビを見たりラジオを聴いたりしながらのんびり過ごすことが多いです。勇志国際高等学校の普段の学習は、教科書を見ながら自分でレポートを作成するのではなく、オンデマンド授業を視聴しながらレポートを作成します。いつでも、どこでも自分のペースで学習を進めることができるので、私の場合は隙間の時間に受けたり、祖父母の家へ泊まりに行ったときなどに取り組んだりしています。
学校行事・イベントについて教えてください。
勇志国際高等学校ではさまざまなイベントを実施しています。なかでも一番の盛り上がりを見せるのは、学園祭である「勇志祭」。全国の校舎と中継をつなぎ、今年は宮崎学習センターがメインステージとなって、ダンスや舞台などの演目を披露しました。
今年はお笑いのステージを行い、私は司会と構成作家を担当しました。モノマネ芸人さんによるライブを企画しましたが、構成作家をするのは初めての経験。演目の順番を考えたり、照明や音響の演出を考えたりするのが大変でしたが、生徒たちから「感動した」という反応をもらえて、大盛況でした。
普段はステージに「立つ側」でいることが多いのですが、「作る側」の経験を通して裏方さんの苦労を知ることができたのは大きかったですし、何より終わった後の達成感はひとしおでした。
学校の雰囲気
学校や授業中の雰囲気はどうですか?
授業中はみんな集中して取り組んでいるので、勉強しやすい環境だと思います。「授業」といっても先生が一方的に話をするスタイルではなく、生徒それぞれで学習を進めながら、わからないところがあったら先生に質問するというスタイルです。他の生徒の進み具合を気にせずに、自分のペースで学習を進めることができています。
友達や先輩との交流などはあるのでしょうか?
学年・男女関係なくみんな仲が良いです。特に、休み時間や放課後に交流することが多いと思います。私の場合はお笑い好きの友達といることが多く、テレビで「賞レース」が放送された後はその話で盛り上がっています。また、お笑い部の活動では全国各地の通学生とネット生が連絡を取り合って、一緒にお笑いライブに見に行くこともあります。地元だけでなく、県外の友達と交流を深められるので楽しいです。
先生の印象について教えてください。
友達のように話せる先生が多いです。お笑い好きな先生もいて、普段テレビ番組について話したり、一緒にお昼ご飯を食べたりしています。「この番組は見たほうがいいよ」「このYouTubeチャンネルは参考になるよ」とアドバイスをいただくこともあり、本当に頼りになる先生ばかりです。
通信制高校に実際に通ってみての感想・ギャップ
実際に通信制高校に通っての感想や、入学前とのギャップなどがあれば教えてください。
入学する前は、「通信制高校に通う生徒はみんな暗そう」というイメージがありましたが、明るくてノリのいい生徒が多くて、想像とは全然違いました。入学前はそういった人たちと触れ合うのが苦手でしたが、同じ趣味の人も多いので、すぐに打ち解けられました。自分の好きなものをオープンにできるので、肩身が狭いと感じることはありません。趣味が合う人は必ず見つかると思います。
将来の進路
高校卒業後の進路はどのように考えていますか?
小さい頃からの夢を叶えるために、高校卒業後は東京のお笑い養成所に入ろうと考えています。これまでお笑い芸人になることを夢見てきましたが、「勇志祭」で構成作家を経験したことで、お笑い芸人だけでなく、構成作家になるという可能性も見えました。まだ「勇志祭」で自分のお笑いができていないので、残りの高校生活で実現し、お笑いの魅力をみんなに発信したいと考えています。
学校の良いところ
学校の一番良いところ・気に入っているところは何ですか?
多様性を尊重してくれるところです。ネット生であれば、髪の毛もピアスも自由ですし、LGBTへの理解も深いです。また、通信制高校でありながら、さまざまなコースがあるので、「なりたい自分が見つからない」という人でも必ず「なりたい自分」を見つけることができます。将来の夢に向かってチャレンジしたい人にも最適な環境です。
後輩たちにメッセージ
後輩たちに向けて、メッセージをお願いします。
自分のやりたいことをとことんできるのが、通信制高校の魅力です。だからこそ、なんとなく過ごすのはもったいないです。夢や目標を見つけたり、夢や目標に向かって努力したりする期間が通信制高校の3年間。私自身、この学校に入学したことで自分自身の可能性に気づくことができ、前を向いて進めるようになりました。自分のやりたいことを支えてくれる先生や友達とともに、これからの高校生活を楽しみたいと思います。
インタビュアー
渋谷 卓磨 (しぶや たくま)
1988年 東京都出身
リゾートホテル運営業務に8年間従事し、2022年ウェブクルー入社。
みんなの学校選び・スクールライフ体験談
通信制高校やサポート校に進んだ先輩たちや、そのご両親・先生方から体験談をお寄せいただきました。通信制高校を選んだきっかけ、実際の学校生活の様子などが本音で語られているだけでなく、これから学校を選ぶ皆さんへの熱心なアドバイスも満載です。