不動産査定は匿名で利用できる？メリットや注意点も解説

匿名でできる不動産査定の種類

不動産の匿名査定はインターネットから利用できるサービスで、その多くが無料となっています。以下は、不動産査定を匿名で依頼する2つの方法です。

1.AIによる即時査定
2.不動産会社による査定

それぞれの特徴を順に紹介します。

AIによる即時査定

1つ目の方法には、AI（人工知能）による即時査定があります。不動産会社が保有する売買履歴のデータベースをもとに、AIが査定額を提示する方法です。査定するには、以下のような情報を入力する必要があります。

マンションの場合はマンション名を入力するだけで査定結果がわかるサービスもあります。

AIによる査定の良い点は、簡単ですぐに結果がわかるところです。ただし、情報を入力してすぐに査定額を表示するサイトもあれば、メールアドレスの登録が必要なサイトもあります。

▼査定の実際の画面
参考：http://www.rakuraku-satei.com/view.php
即時表示される⇒参考：http://www.rakuraku-satei.com/result.php
メールアドレス必要⇒参考：HowMa

不動産会社による査定

2つ目の方法は不動産会社による査定で、インターネットのサイトから情報を入力するところまではAI査定と同じです。入力された内容をもとに不動産会社の担当者が査定をおこない、後日、登録したメールアドレス宛てに査定結果が届きます。

営業時間外に入力した場合など、査定に時間がかかることもありますが、2～3日で結果が届くことが多いです。また、一括査定サイトを利用すれば、複数の不動産会社にまとめて匿名で査定依頼ができます。

匿名での不動産査定と一般的な査定方法の違い

以下は、匿名査定と一般的な査定（簡易査定・訪問査定）の特徴を一覧にした表です。

匿名査定の場合、情報開示が少なく簡易的な査定のため、実際の売却額とは異なる場合があります。あくまで参考価格として捉えましょう。また、匿名査定では査定額が表示されたあとで、営業の電話がかかってくることはありません。売却相談をするかどうかは、査定額を見たあとで検討できます。

一方、個人情報を提供する一般査定（簡易査定・訪問査定）では、匿名査定よりも詳細な物件情報を提供するため、実際の売却価格に近い査定額情報の入手が可能です。査定依頼後に不動産会社から連絡が届き、実際にやり取りをしていきます。

売却を検討中の人は営業電話の来ない匿名査定を、売却が確定している人であれば正確な査定額が期待できる一般的な査定を利用するとよいでしょう。

不動産査定を匿名で行うメリット

不動産の匿名査定は個人情報を開示しなくてもよいため、まだ売却を確定していない人にとっては安心して利用できるサービスです。ここでは、匿名査定のメリットを2つ紹介します。

営業電話がかかってこない

匿名査定は個人情報の入力をしないため、営業電話がかかってくることはありません。営業電話によって売却をせかされることなく、自分のペースやタイミングで売却を検討できます。

ただし、匿名査定サービスであっても、メールアドレスの入力が必要なサイトもあります。メールが届いてほしくない場合は査定用のメールアドレスを作るか、入力不要なサイトを選ぶようにしてください。

不動産査定ができるサイトを知りたい人は、以下の記事を参考にしてみてください。

すぐに売却価格の相場がわかる

訪問査定は正確な査定額がわかりますが、結果が出るまでにおよそ1週間かかります。不動産会社の匿名査定でも、当日～3日程度はかかると考えましょう。一方、AIの匿名査定であれば、入力したその場ですぐに売却価格の相場を把握できます。

売却を迷っている人は、まずはAIの匿名査定を利用してみるのがよいでしょう。また、今のところ売るつもりはないが、所有する不動産のおおよその価値を知っておきたいという人にもおすすめです。

不動産査定のメリットのほかに、デメリットについても詳しく知りたい人は、以下の記事を参考にしてみてください。

不動産査定を匿名で行う際の注意点

不動産査定を匿名で行う場合、営業電話がないといったメリットがある一方で、査定金額の見方で注意すべき点や、匿名査定ではできないことがあります。匿名査定で注意すべき点をしっかり理解したうえで利用しましょう。

正確な査定金額ではない

匿名査定は正確な査定金額でないことを覚えておきましょう。不動産は、現地調査によって物件ごとの状況を加味したうえで、正確な査定額が計算されます。例えば、物件の傷み具合やリフォームの有無なども査定額に影響します。

匿名査定では、現地調査で得られるような物件情報を正確に入力できません。そのため、匿名査定の査定額は、実際の売却額とは大きく異なる場合もあります。

また匿名査定の査定額は、各不動産会社の所有する売買履歴に基づいた統計情報から算出される金額です。そのため、企業の持つ情報量によって査定金額にバラツキが生じることもあります。より正確な査定金額を知るためには、複数の会社に査定をしてもらうのがよいでしょう。

匿名査定だけでは売却できない

匿名査定によって査定額を出しただけでは、不動産の売却を進められません。不動産会社の現地調査で正確な査定額を出してもらい、その金額に納得してから不動産会社と契約を結ぶため、二度手間になる可能性があります。

すでに売却すると決めているならば匿名査定は使わず、最初から不動産会社の訪問査定に依頼するのがおすすめです。

ズバット不動産売却では、お住まいの地域の相場だけであれば、個人情報の入力不要で簡単に複数の不動産会社に査定を依頼できます。匿名査定ではありませんが、高く売ってくれる不動産会社を見つけるためのお役に立つでしょう。

以下からズバット不動産売却の査定サイトへお進みください。

不動産の匿名査定について【まとめ】

不動産を売却しようか迷っている人にとって、匿名査定は役立つサービスの1つです。ただし、匿名査定の査定額はあくまで参考値のため、実際に不動産会社が行う査定とは査定額が変わる可能性があります。

すでに売却を考えている人は匿名査定でなく、最初から訪問査定の利用がおすすめです。不動産を少しでも高く売却できるよう、それぞれのサービスを上手に利用していきましょう。