家を売るならどこがいい?失敗しない不動産会社選びのポイント9選
家の売却を決めたものの、「家を売るならどこがいい?」とお悩みの方は多いでしょう。
できる限り高く売却するには、仲介と買取の違いや、中小・大手の不動産会社の特徴を押さえておくことが大切です。
本記事では、不動産会社選びのポイント9選を解説します。納得のいく取引をするためにも、不動産会社は慎重に選びましょう。
- 仲介と買取の違い
- 中小・大手の不動産会社の特徴
- 不動産会社のチェックポイント
家を売るならどこがいい?仲介か買取か
個人の家を売却する方法には、「仲介」と「買取」の2つがあります。仲介は不動産会社に買主を探してもらう方法で、買取は不動産会社に家を直接買い取ってもらう方法です。不動産会社によっては、どちらか一方の取引のみを行っているところもあります。
家を売るなら、まずは仲介と買取のどちらで家を売るかを考え、それを踏まえた不動産会社を選ぶ必要があります。
仲介と買取のメリット・デメリットは次のとおりです。
仲介 | 買取 | |
---|---|---|
メリット |
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|
デメリット |
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それぞれのメリット・デメリットを踏まえて、仲介と買取のどちらを選ぶべきなのかを検討していきましょう。
仲介を選ぶのがおすすめな人
次の条件にあてはまる人は、仲介を選ぶとよいでしょう。
- 希望価格に近い金額で売りたい
- 売ることを急いでいない
- デザイナーズ物件を所有している
仲介は、時間に余裕があって高く売りたい人におすすめです。
買取と比べて2~3割高く売れるのが一般的で、売主の希望価格を反映して売りに出すことができるため、手元に残るお金は買取よりも多くなる可能性があります。
しかし、仲介で売却するには、ある程度の期間が必要で、平均で3~8ヵ月ほどかかります。特に、需要が少ない1月と8月に売りに出すと、さらに時間がかかる可能性もあります。
また、デザイナーズ物件は付加価値が査定額に反映されにくく、買取を選ぶと、高値になることはあまり期待できません。デザイナーズ物件を売却したい場合は、売値に市場価値を反映できる仲介で買主を探すとよいでしょう。
買取を選ぶのがおすすめな人
次の条件にあてはまる人は、買取を選ぶとよいでしょう。
- なるべく早く現金が必要
- 近隣住民や知人に知られたくない
- 手間をかけずに売却し諸費用も抑えたい
買取で売却にかかる期間は、およそ1週間~1ヵ月が目安です。住み替えが決まっている人や、さまざまな事情ですぐに現金が必要な人などは買取がよいでしょう。
また、仲介の場合は、仲介の売却活動の一環として行われるネット広告や折り込みチラシによって、不動産を売りに出していることを近隣住民や知人に知られる可能性があります。周囲に不動産の売却を知られたくない場合は、広告を出す必要のない買取がおすすめです。
買取は、手間をなるべくかけずに、諸費用を抑えたい人にも向いています。
仲介は、不動産会社との媒介契約と、買主との売買契約が必要ですが、買取は不動産会社との契約のみで済むため、手間が少ないのが特徴です。買取は仲介手数料もかからないため、仲介よりも諸費用が少なくて済みます。
家を売るならどこがいい?中小か大手か
売却方法を決めたら、中小と大手、どちらの不動産会社に依頼するかを決めましょう。
中小の不動産会社 | 大手の不動産会社 | |
---|---|---|
メリット |
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デメリット |
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それぞれのメリット・デメリットをもとに、なるべく早く、かつ高く売れる可能性のある家の特徴を紹介します。
中小の不動産会社が適している家
売却を考えている家が次の条件にあてはまる場合は、中小の不動産会社がおすすめです。
- アクセスが悪いエリアに建てられた家
- 築年数が古い家
アクセスが悪いエリアに建てられた家や築年数が古い家は、高価格での売却が難しい傾向にあります。
地域に精通した中小の不動産会社であれば、その地域の特性を理解しているため、条件にマッチした買主をうまく見つけてくれることが期待できます。
大手の不動産会社が適している家
売却を考えている家が次の条件にあてはまる場合は、大手の不動産会社がおすすめです。
- 新興住宅地に建てられた家
- 利便性の高いエリアに建てられた家
新興住宅地とは、かつては畑や田んぼだったところなどを、新たに宅地造成した場所のことです。新しい宅地エリアであるため、一般的には別の地域から越してくる人が買主となります。そのため、全国に顧客を持っている大手の不動産会社のほうが、早く・高く売却してくれる可能性が高まります。
また、駅の近くや周辺環境が整っている利便性の高いエリアに建てられた家は、住みやすい条件が揃っているため、広く告知を行えば、たくさんの購入希望者が現れる可能性があります。
購入希望者が多いほど、より高く売れることが期待できるため、集客力のある大手の不動産会社に任せるのがよいでしょう。
家を売る際の不動産会社選びのポイント
売却活動をうまく進められるかどうかは、どの不動産会社を選ぶかによって決まります。
中小・大手に共通した、不動産会社選びの際に確認したいポイントを9選紹介しますので、参考にしてください。
1.得意な物件の分野
不動産会社といっても、マンション売却が得意な不動産会社もあれば、戸建ての売買に強い不動産会社もあります。
不動産会社によって得意分野が異なり、売却価格や売却期間、対応などに差が出ることが考えられます。自分が売却したい不動産と似た分野の取引実績があるかどうかを、次の方法で確認してみてください。
- 不動産会社のホームページや広告で確認する
- 不動産会社の担当者に直接聞いてみる
また、不動産の相場を知っておくことも、不動産会社を選ぶうえで重要です。家を売る際の相場について知りたい人は、次の記事を参考にしてください。
2.口コミや評判のよさ
実際にその不動産会社を利用した人のリアルな声を聞くことは、不動産会社の質を判断する材料として有効です。
口コミを確認するときは、次のポイントを押さえておきましょう
- 不動産会社による対応の仕方はどうか
- コミュニケーションに不安な点はなさそうか
- 売却を依頼したい物件に関する専門知識はありそうか
口コミや評判は、Googleのクチコミや不動産会社の評価比較サイトで確認できます。複数の口コミサイトを見て、総合的に判断することが重要です。
3.ホームページの有無と見やすさ
ホームページは企業にとって名刺のようなものであり、信頼性を確かめられるツールの一つです。
また、購入物件をWeb経由で探す人も増えており、ホームページの質によって、購入希望者の数や売却価格、売却期間が変わります。
次のポイントをチェックしながら、ホームページを見てみるとよいでしょう。
- ホームページがきちんと活用されているか
- ホームページで広告宣伝がおこなわれているか
- 初見でも使いやすいと感じるか
- 売買に必要な情報を収集しやすいか
- 申し込みフォームや相談フォームは見つけやすいか
ホームページを見るときは、現在掲載されている物件写真の枚数をチェックしてみましょう。写真が多いほど、購入検討者からの問い合わせが増える傾向にあり、熱心に営業活動をしている不動産会社を見極めるポイントになります。
4.担当者からのレスポンスの早さ
不動産会社のレスポンスの早さもチェックしておくべきポイントの一つです。
担当者の対応が遅ければ、売却活動がスムーズに進まない可能性があります。売却のタイミングを逃さないよう、スピーディーに対応してくれる不動産会社を選びましょう。
5.親身に相談に乗ってくれるか
家を売るまでには、一般的に3~8ヵ月程度の期間が必要です。その期間は担当者と密にコミュニケーションをとることになるため、相性は重要です。
まずは、質問や相談に対して親身になって応じてくれるかどうかや、迅速な対応ができるかどうかをチェックします。また、売主それぞれの事情を理解しようとするヒアリング力のある人が好ましいといえます。
訪問査定や電話の際に、担当者の対応や言葉使い、表情などを確認しましょう。一方的に意見を押し付けるタイプの担当者や、人の話を聞かないタイプの担当者がいる不動産会社は避けたほうが無難です。
6.査定額とその提示の仕方
複数の不動産会社に査定を依頼した際に、ほかの不動産会社に比べて査定額が極端に高いところは要注意です。このような不動産会社は、契約を結んだあとで値引きを持ちかけてくる可能性があります。
また、どのように査定額を提示するかもチェックしましょう。例えば、「2,000~3,000万円」のように、おおよその額を提示する不動産会社よりも、「査定価格:2,500万円、下限価格2,000万円、上限価格3,000万円」のように、具体的な査定額を提示する不動産会社のほうが、信頼性は高いといえます。
詳細な査定額を提示してもらえない場合や、査定額に納得できない場合は、査定額の根拠を問い合わせてみるとよいでしょう。
7.査定書の中身
査定書とは、査定額のほかに、査定額算出の根拠、担当者のコメントなどが記載されたもので、事例資料が添付されていることもあります。査定書に書かれている情報に根拠があり、丁寧にわかりやすく書かれているかどうかを確認しましょう。
また、査定書は10ページ程度が一般的ですが、1~5ページ程度とページ数が少ない場合は、中身が薄い可能性があるので注意しましょう。必要な情報が記載されていれば、ページ数が少なくても問題ありません。
各社の査定書を比較してみると、査定書の質の違いがわかります。そのため、査定は複数の不動産会社に依頼するのがおすすめです。
ズバット不動産売却では、最大6社に一括査定を依頼できます。査定は無料なので、お気軽にご利用ください。
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査定依頼してみる完全無料8.行政処分の履歴
行政処分とは、法令違反があった場合に受ける処罰のことです。不動産会社が受ける処罰には、業務改善のための指示処分・業務停止処分・免許取消処分などがあります。行政処分の履歴も、不動産の信頼性をはかるポイントの一つとしてチェックします。
ただし、過去に行政処分を受けていても、現在は改善され、法に則った業務を遂行している不動産会社も数多く存在します。そのため、行政処分の履歴の有無だけで判断しないようにしましょう。
行政処分の履歴で見るべきポイントは、直近で処分を受けていないかどうかです。不動産会社の行政処分の履歴は、国土交通省 ネガティブ情報等検索サイトで調べられます。
9.免許の更新回数
不動産を売買するには、宅地建物取引業の免許が必要です。免許は5年に一度の更新手続きがあり、更新回数が多いほど長く事業を続けている会社で、顧客からの信頼が厚いと判断できます。
免許の更新回数は、宅地建物取引業者票「()第△△号」の部分を見ればわかります。
()の数字は免許の更新回数を表しており、更新する度に数字が増えていきます。例えば、新規~5年未満の会社の場合は(1)、5年以上10年未満の会社の場合は(2)となります。
不動産会社の店舗やチラシには、見やすいところにこの票が必ず掲載されているはずです。もし見つからなければ、非正規業者の可能性があるため避けたほうが無難といえます。
なお、更新回数が多い不動産会社でも、知識の浅さや対応の悪さが目立つこともあります。また、ほかの都道府県に事務所を新規設立した場合は更新回数が1になるため、更新回数はあくまでも目安の一つと考えましょう。
ここまで紹介した9つのポイントを参考にしながら、「安心して任せられる」と思える不動産会社を選んでください。
家を売る際どこがいいか悩んだらまずは一括査定サイトを利用しよう
今回は、「家を売るならどこがいい?」とお悩みの方に向けて、仲介と買取の違いや不動産会社選びのポイントを紹介しました。
家を売る際は、複数の不動産会社を比較して、優良な会社かどうかを確かめる必要があります。しかし、1社ずつ個別に査定を依頼すると、時間も手間もかかるでしょう。
家を売ることが決まっているのであれば、一括査定サイトの利用がおすすめです。複数の不動産会社に査定を依頼できるため、比較検討もスムーズに行えて、相性のよい不動産会社を見つけやすくなります。
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査定依頼してみる完全無料家の売却を成功させるには、不動産会社選びが重要です。不動産会社によって独自のサービス内容が異なるため、さまざまな面から比較検討しましょう。また、担当者との相性も重要です。信頼できる担当者に依頼することで、ストレスなく売却活動ができます。
買取の場合、買主がプロであるため売主の契約不適合責任(修補費用の請求や契約の解除)が免責になるメリットがあります。物件が古く建物や設備の不具合が不安な方は、買取を選ぶことで、引き渡し後の不安を抱えることなく家を売却できます。