お金がない人が家を売る時のポイント!高く早く売る6つのコツを解説

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お金がないことを理由に家を売る場合は、何を優先したいのかによって売り方が異なります。

例えば、多少安くても良いので早く売りたいのであれば不動産会社へとの直接取引が効果的です。一方、高く売ることを優先したい場合は売り出し期間に余裕をもって買い手を探す必要があるでしょう。このように、売却における優先順位を決めれば、自分に合った売却方法が見つかります。

この記事で家を売る方法と売却の際に必要な費用、高く家を売るためのポイントを解説します。

この記事でわかること
  • 状況にあった家を売る方法
  • 家を売る前に必要な費用や項目
  • お金がない時になるべく高く家を売るポイント
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【執筆】遠藤秋乃(えんどう あきの) 大学卒業後、メガバンクの融資部門での勤務2年を経て不動産会社へ転職。転職後、2015年~2016年にかけて、司法書士試験・行政書士試験に合格。知識を活かして相続準備に悩む顧客の相談に200件以上対応し、2017年に退社後フリーライターへ転身。

お金がないときは状況に合った家を売る方法を選ぼう

家を売る方法はいくつかあります。お金がない状態で家を売るのであれば、早く売りたいのか、高く売りたいのか、優先する条件をあらかじめ決めておくと、目的に合った売却方法を決めやすいでしょう。

ここではそれぞれの状況別に、効果的な売却方法を紹介します。

できるだけ早く家を売りたい場合

できるだけ早く家を売って現金化したい場合は、売却方法の選択肢は以下の2つがあります。

  • 不動産会社による「買取」を利用する
  • 不動産会社による「リースバック」を利用する

メリットやデメリットはそれぞれ異なるため、自分に合った方法を検討してください。

不動産会社による「買取」を利用する

買取は、不動産会社に物件を直接買い取ってもらう方法です。

不動産会社に直接購入してもらう方法
買取のメリット買取のデメリット
  • 短期間で資金化できる
  • 仲介手数料が発生しない
  • 契約不適合責任の免除
  • 売却価格が仲介よりも2~3割安い
  • 不動産会社が限られる
  • 物件次第では買取できない

買取は買主を探す必要が無いことから、1週間から1ヵ月程度で家を売却できます。現金化までの時間がかからないため、できるだけ早く家を売りたい時に適した方法です。

また、売却に仲介を行わないので、買取にかかる仲介手数料はかかりません。印紙税や、抵当権がついている場合の抹消費用(登録免許税等)の最低限の費用で済みます。以上の理由で、なるべく費用を抑えて売りたい時にも適しています。

一方、買取を利用した売却価格は、仲介よりも2~3割安く取引されることがほとんどで、高く売ることは難しいかもしれません。例えば、仲介では1000万円で売れる家であっても、買取なら700~800万円で売却されるケースが考えられます。

不動産会社による「リースバック」を利用する

リースバックとは、不動産会社に物件を売却したあともリース料金(家賃)を支払うことで、その後も売却した家に住み続けられる方法です。契約すると、買主と売主はそれぞれ「大家」と「入居者」の関係になります。

リースバックについて
リースバックのメリットリースバックのデメリット
  • 引っ越しの必要が無い
  • 維持費がかからない
  • 短期間で資金化できる
  • 売却価格が安くなりやすい
  • 毎月の家賃が発生する
  • 賃貸契約に期間が設定されている

リースバックでは売却後もそのまま家に住み続けられることから、退去の必要が無くなり、引っ越しをせずに済みます。引っ越しの手間や費用、引っ越し直後のストレスも無いため、今の生活を維持しながら家を売りたい場合は有効な方法です。

また、リースバックによって賃貸契約に変わることで、建物に必要な維持管理は、リースバック業者(買主あるいは大家)が行うようになります。これまでかかっていた都市計画税や固定資産税などの費用も、業者が負担し、災害により資産価値が減少するリスクもありません。

しかし、リースバックによる売却価格は市場の価格よりも安いケースがほとんどです。これは、不動産会社が利回りを重視して不動産の査定を行うことが関係しています。

また、リースバック後は賃貸契約になることから、毎月の家賃が発生します。家賃の金額は築年数や立地などいくつかの要素によって決められますが、これまでの月々のローンの支払いよりも高くなることも考えられるでしょう。

【監修者コメント】
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リースバック後は住宅ローン完済の概念がなくなるため、居住期間が一定以上になると、売却前の残高を超えて賃料を払うことになり、かえって大きく損します。お金が手元に入ったら、ライフプランを組みなおしましょう。

できるだけ高く家を売りたい場合

売却までの数ヵ月間はお金に困らないのであれば、買取やリースバックよりも高く家を売る方法があります。ここでは、できるだけ高く家を売りたい場合の売却方法を紹介します。

不動産会社による「仲介」を利用する

売却のスピードよりも売却価格を重視したい場合の売却方法としては、不動産会社による仲介を利用する方法が挙げられます。仲介とは、買主を不動産会社に探してもらう方法です。

不動産会社に買主を探してもらう方法
メリット デメリット
仲介
  • 売却価格が高い
  • 購入検討者の意見を参考に高値で売る工夫ができる
  • 不動産の市場相場価格で売却できる
  • 売却までに3ヵ月~8ヵ月の期間を要する
  • 仲介手数料がかかる
  • 契約不適合責任を負う必要がある
買取
  • 早く売れる
  • 仲介手数料を抑えられる
  • 契約不適合責任の免除される
  • 売却価格が仲介よりも2~3割安い
  • 不動産会社が限られる
  • 物件次第では買取できない

仲介は、市場の相場を考慮し、さらに売主の購入動機を反映した販売価格で不動産を売却できるため、買取よりも売却価格が割高になりやすいのが特徴です。不動産会社も需要を見越したタイミングで仲介を行ってくれることから、希望する条件での取引もしやすいでしょう。

また、買取と違って複数の検討者とやり取りをするケースがあり、それぞれ需要や意見を取り入れることで、より高値で売るための工夫もできます。

一方、買主探しや買主の住宅ローン審査、一連の契約により売却までに時間がかかります。タイミング次第では短期間で売却できるケースもありますが、基本的には3ヵ月~8ヵ月程度は見積もっておくと安心です。

家を売る前に必要なお金はどれくらい?

印紙税や仲介手数料といった諸費用は、家を売って実際にお金が入る前のタイミングで発生します

家を売る前に必要なお金や支払いのタイミングを知っておくと、実際に手続きをする際もスムーズです。不動産売却のおおまかな流れと、費用が発生するタイミングは下記のとおりです。

①不動産会社による「査定家の状態を確認し、売却価格の予測を行う
②不動産会社と「媒介契約」を締結売却活動を進めてもらうための契約
③購入希望者と「売買契約」を締結条件に合意のもと代金を支払う約束を結ぶ契約
④「決済・引き渡し売買代金の受領・物件の引き渡し
★決済のタイミングで売却金額が手元に入る
家を売る前にかかる費用・税金詳細・費用
仲介手数料<詳細>
家の売却が決まった際に不動産会社に支払う手数料

<費用>
売却価格の3~5%+消費税(売却価格により変動)
→売却価格を以下の3つに分けて計算し、3つの額を足した金額

■200万円以下の部分:売却価格の×5%(+消費税)
■200万円超400万円以下の部分:売却価格の×4%(+消費税)
■400万円超の部分:売却価格の×3%(+消費税)

<支払うタイミング>
売買契約・決済のときの2回にわけて半金ずつ支払う
印紙税<詳細>
売買契約書の作成時に発生する税金

<費用>
200円~60万円(令和6年3月31日までに作成される契約書は最大48万円)
※不動産の売却価格に応じて変動

<支払うタイミング>
売買契約書を作成するとき
登録免許税<詳細>
・住所変更登記にあたり発生する税金(登記上と現在の住所が一致していない場合)
・抵当権の抹消にあたり発生する税金(売却時にローン残高が残っている場合)

<費用>
自分で手続きする場合:税金のみの負担で、手続き1件につき不動産1件あたり1,000円(土地と物件で2,000円)
司法書士に依頼する場合:手続き1件につき1〜2万円程度(税額を含む)

<支払うタイミング>
決済時
境界確定の測量費用
(※土地・戸建ての場合)
<詳細>
不動産の境界測定する際にかかる費用

<費用>
費用は50万円〜100万円程度

<支払うタイミング>
査定前、もしくは引き渡しまで
書類の取得費<詳細>
主に売買契約に関する書類の再発行を行う費用

<費用>
1部300円程度(地域や所在地によって異なる)

<支払うタイミング>
査定前・媒介契約前が多い

家を売る前に発生する費用やタイミングは、それぞれの項目によって異なります。このうちまとまった金額が必要になるのは、仲介手数料と測量費用の2つです。

売主の仲介手数料は、基本的に売買契約時に買主から貰う手付金で賄えることがほとんどです。しかし、買主によっては自己資金の蓄えが無く、手付金が少額になるケースもあります。

その際は、売主の自己資金で賄うか、残代金決済のときに売買代金全額を受領し、そこから不足分を支払わなければなりません。

売買代金を受領しても仲介手数料の支払いができない場合は、支払うためにローンをして払う場合や、買い替えの時は購入先の住宅ローンに売却の諸費用ローンを一緒に借りる場合もあります。

測量費用は通常、引き渡しまでに対応すれば問題ありません。しかし、不動産会社によっては査定を断られることもあるため、査定前に完了しておくとスムーズです。また、査定の際に境界が確定していると、より精度の高い査定ができます。

お金がない時に家を売るポイント

ミニチュアの家を持っている男性

売却する不動産が同じでも、売り方次第では減額のリスクを減らし、なるべく高く家を売ることができます。ここでは高く家を売るために実践したいポイントを紹介します。

焦って売却しない

どの方法で売却する際も共通していえますが、売却を急ぐあまり焦って契約を進めると、売却価格が安くなりやすいです。悪質な不動産会社による買い叩きにも注意しなくてはなりません。

買取で不動産を売却する際の期間は約1ヵ月、仲介の場合だと約3ヵ月~8ヵ月かかります。焦って不動産の需要が高まるタイミングを逃すよりも、適切なタイミングで条件の良い方と取引したほうが契約もスムーズです。

なるべく早く売却したいと考えていても、事前準備含めて最低2ヵ月程度、時間的な余裕は持っておいたほうがよいでしょう。

複数の不動産会社に査定依頼を行う

査定の依頼は、複数の不動産会社にお願いすることで、より高く売れる条件を見つけやすくなります。査定のルールは不動産会社によって異なるため、相場を知る意味でも3社以上に相見積もりをお願いすると良いでしょう。

複数の不動産会社に査定を依頼する際は、一括査定サイトを使うと便利です。一括サイトであれば、個別に不動産会社へ連絡する必要が無く、自分の条件に合った会社も探しやすくなります。

ズバット不動産売却は、最大6社までの不動産会社に同時に査定ができます。査定は入力のみで簡単に行えますので、一度試してみてはいかがでしょうか。

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売りたい物件を得意とする不動産会社に売りに出す

不動産会社によって得意とする不動産の種類が異なるため、自分が売りたい物件を得意とする不動産会社を見つけるとより高値で売却できます

不動産会社の得意・不得意の例は以下のとおりです。

  • 仲介を得意とする不動産会社
  • 賃貸業を得意とする不動産会社
  • マンションの売却に特化している不動産会社
  • 事業用店舗の仲介が得意な不動産会社 など

不動産会社の得意・不得意は、不動産会社のホームページから確認できます。その際は、取引事例や専門領域の記載の有無を確認してみてください。例えば取り扱い物件の多くがマンションであれば、その不動産会社はマンションに特化していることがわかります。

ホームページだけでわからない場合は、不動産情報誌やチラシの確認のほかにも、直接問い合わせる方法があります。

家の需要が高まる時期を狙って売りに出す

需要のあるタイミングで売りに出せば、高い価格で不動産を売却しやすくなります。家の需要が高まるタイミングは、転勤と入学のシーズンになる2月~3月と転勤シーズンの9月~11月です。反対に8月や1月のタイミングは、閑散期となり売りづらくなります。

需要が高いタイミングでの売却をめざす場合は、不動産会社の選定や査定、書類準備といった事前の準備が必要です。事前準備が遅れてしまうと、手続きに時間がかかり、売却シーズンを逃してしまうおそれがあります。

【監修者コメント】
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家の需要には地域性も大きく関わってきます。例えば、近くに人気の新築マンションが建つ家は、周辺の中古住宅が市場に大量供給されるため、販売戦略をしっかり練らなければなりません。反対に、近場の再開発計画が進んでいる家は、中古でも住みたいと考える人が増え、売りやすくなると考えられます。

不動産会社のアドバイスを聞く

不動産会社から売却のアドバイスを受けることで、無駄な費用を減らし、より有利な条件で売却がしやすくなるでしょう。

例えば、「お風呂のリフォームを行ったほうが売却価格が高くなる」といった売却価格を上げるためのアドバイスや、「リフォームを行っても工事費用を見込んだ利益を見込めない」といった、利益を考慮した具体的なアドバイスが期待できます。

特に、リフォームは実施しても売却価格が必ず上がるとは限らないため、不安な方は不動産会社の意見を取り入れながら進めてみてください。

これまで多くの事例を見てきた不動産会社であれば、より有益な意見やアドバイスが聞けるでしょう。

仲介手数料の交渉を行う

不動産を仲介で売却する場合は、基本的に仲介手数料がかかります。仲介手数料は法律によって上限が定められているものの、下限は定められていません。不動産会社によっては交渉を受け付けてくれる可能性があるでしょう

ただし、仲介手数料は不動産会社にとって重要な収入源です。交渉を行う際は下記を参考にすると良いでしょう。

  • ほかの不動産会社の査定書を見せる
  • 「専属専任媒介契約」または「専任媒介契約」で契約することを伝える
  • 媒介契約を結ぶ前に交渉を持ち掛ける
  • 仲介手数料の値下げキャンペーンを実施している不動産会社を選ぶ

「専属専任媒介契約」「専任媒介契約」とは、不動産の売却を1社の不動産会社に依頼する方法です。

不動産会社は、媒介契約を結ぶことでなるべく収入源の確保につなげたい場合がほとんどです。そのため、ほかの不動産会社ではなく、その不動産会社を選ぶことを引き合いに出せば、交渉の余地も生まれやすいでしょう。

始めから値下げ交渉を考慮した売値に設定する

売値を設定する場合は、最初から値下げ価格を考慮した金額の設定がおすすめです。不動産取引では値下げ交渉が一般的となっています。始めから希望の売値で販売すると、値下げ交渉を受けた際に手元に残るお金が減ってしまいます。

また、売値を安く設定したからといって、途中で値上げをすると不信感を与えてしまう原因になりかねません。売値を決める際は、最初から希望する値段に値下げ分をプラスして設定しましょう。

ただし、相場よりも売値が高すぎると売れなくなるため、不動産会社の意見も取り入れながら適正な価格を設定します。

確定申告をして控除を受ける

家を売った後は確定申告をすることで節税ができます。家の売却で利益が出た際は、翌年の確定申告で納付する必要のある譲渡所得税につき、特例控除の適用が可能です。

家の売却で損失が出た場合、確定申告は必須ではありませんが、確定申告をしておくことで翌年以降の税金を減らせる可能性があります。損失が出やすい古い家を売る際の方法については、以下の記事で紹介しているため、気になる人はこちらも参考にしてみてください。

お金がないときに家を売る方法【まとめ】

家を売る方法は主に「買取」「リースバック」「仲介」の3つがあげられます。それぞれメリットやデメリットが異なるため、売りたい条件や優先したいポイントと照らし合わせて最適な方法を探してみてください。

複数の不動産会社へ査定を依頼すると相場がわかり、より条件の良い不動産会社を見つけやすくなります。

その際は、不動産一括査定サイトを利用すると簡単な入力だけで複数の不動産会社へ一括査定ができます。ズバット不動産売却は、最大6社まで一括査定が可能な不動産査定サイトです。

売却先を検討中で、高く売りたいという方はぜひ一度お試しください。

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【監修者コメント】
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お金がない中で「急ぎで、なるべく高く」家を売ろうとする人こそ、依頼する不動産会社を厳選しましょう。不当に安く買い取られてしまうと、長期的には損です。地域ごとの物件の取引実績が多く、販売戦略や依頼者のための問題解決能力に優れた業者を慎重に選ぶようおすすめします。

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