不登校から卒業に向けて一歩ずつゆっくりと前進。無理のないペースで寄り添ってくれる学校に出会えた!
全日制の進学校に入学したものの、授業のスピードや課題の量についていけず不登校に。高校卒業資格だけはなんとか取得したいが、家から出ることも難しくなってしまいました。しかし、通学しなくてもいいというだけでなく、入学のための面談や作文提出を親が代理で対応することを了承してくれる学校に出会い、転入を決意。できることから少しずつチャレンジして、徐々に前進しようとしている姿を見守っているところです。
- 【入学年月】2020年1月
- 【登校日数】自宅型なので、登校はしていない。
- 【コース】 基礎学習
- 【学費(年間)】 100万円
通信制高校・サポート校に入学したきっかけ
全日制に入学したが、合わなくて不登校になってしまった。全日制進学校に入学後、授業のスピードが早過ぎて、課題も多く、授業の内容に魅力が感じられず、合わないと感じた。6月から不登校となった。高校卒業資格をとりたかったので転入した。
入学前後でこんな変化が!
最初は前向きではなかったが、今は前進しようとしている。決して前向きな気持ちで転入を決めたわけではないし、レポートもなかなかはかどらないけれど、転入を決めたことで少し吹っ切れたのか、明るくなったし、一歩ずつ前進しようとしているように感じる。
学校選びで重視したこと
登校が難しいので、できることから始められること。個別サポートが丁寧なこと。まず学校の門をくぐることが難しかったので、入学時に行かなくても入れるところがありがたかった。また、通学しなくても自宅でできることから始められることや、徐々に行けるようになったら毎日行ってもいいなど、幅広い選択ができることもポイント。勉強だけでなく性格や興味のあることなども考慮して、個別で丁寧に支援してもらえることもポイント。
これから通信制高校やサポート校に進む人へのアドバイス
説明会や面談に行けなくても、それを了承して受け入れてくれる学校が必ずあります。はじめは、説明会や体験談を聞く会に行かなければ入学はないと思い、毎回連れ出そうと必死でしたが、まったく行けませんでした。トライ式は、入学時の条件の面談も本人が行かなくても代わりに親がしたり、作文も自宅で書いて提出でもいいと言ってくださり、ここしかないとありがたく思いました。不登校なのに、入学時に面談と作文試験を受けに行くということがハードルが高過ぎて。
自分の子は今どうすることが難しいのか、ということを見つけて、それならそれが入学の条件になっていないところはどこなのか?という視点で探したら、ここしかない!と転入先が決まりました。子どもに無理を強いることなく、今の状態で一番合うところを探すことが必要だと思います。(もちろん、卒業資格は取りたい、などの本人の意思や希望があった上でのことですが)
同じような境遇の保護者の方へ
子供は何も考えていないように見えても、悩んで、どうにかしたいと思っているはず。不登校の子どもさんの場合、時間がストップしているように感じられて、先が見えない不安が大きいと思います。転入して今になって思うことは、子どもは何も考えていないように見えていたけど実はとても悩んでいるし、その状態に満足したりどうでもいいと思っているわけではなく、何とかしたかったんだと思います。
そして、そのときはわからなかったけど、ほんの少しずつ前に向いていくための時間を過ごしていたんだと思います。その時その時の子どもさんの状態に合わせて、合う方法を考えていけば必ず道が見つかると思います。
通信制高校・サポート校への進学を決めたきっかけ
全日制進学校の雰囲気が合わなかった進学した学校を選んだ決め手
登校(スクーリング)日数、入学時の試験や面談で学校に行かなくてもよい。スクーリングなしでレポートだけでとれる単位からとることができる。カウンセラー資格を持つ方がいる。子どもの状況に合わせて自宅型からいつでも通学型に変更可能。学校を決めるときに参考にした情報源
学校のWebサイト、学校の説明会・見学会、学校のパンフレット、一括資料請求サイト
※体験談の内容について
掲載されている体験談は、通信制高校・サポート校に入学した方およびその関係者の個人的な記憶、経験に基づくものであり、内容の真偽、正確性、有用性を保証するものではございません。