「すべての生徒に輝く場面を」星槎グループの星槎オリンピック スポーツ部門

2026年7月10日(金)に川崎市とどろきアリーナで開催された、星槎グループの星槎オリンピック スポーツ部門を取材しました。「すべての生徒に輝く場面を」を掲げ、スポーツ部門やクリエイティブ部門、イノベーティブ部門、伝統競技など、多彩なジャンルで行われる大型行事です。この日メインとなったのはバスケットボール3×3や、ソフトバレーボールといった球技ですが、それだけではないのが星槎オリンピックの魅力です。

星槎オリンピックって?

星槎国際高等学校や星槎高等学校、その提携校や中等部の生徒が参加する大規模な学校行事です。

星槎国際高等学校は全国高等学校定時制通信制体育大会の常連校で、スポーツにも力を入れており、2026年の夏も陸上競技、柔道、バドミントン、剣道などで全国大会出場が決まるなど、生徒が幅広い分野で活躍しています。

今年の星槎オリンピックには、遠く広島や浜松、静岡、名古屋の学習センターからの生徒も参加し、約2,000名規模での開催となりました。保護者の見学は約40組にのぼり、会場は応援の熱気に包まれていました。

また競技だけでなく、アナウンスや運営の補助などでも生徒が主体となって動き、全員で創り上げているイベントでした。

「今日という日を迎えるにあたって、多くの人が皆さんの競技を支えてくれています。そのことに感謝しながら、競技に励んでほしいと思います。皆さんはこの日のために、各校で練習を積み重ねてきたことでしょう。勝負事ですから当然勝ち負けはありますが、一番の目的は、競技を通じて『星槎の仲間たちと、仲間作りをする』というところにあります。ですから、勝ち負けの結果だけに一喜一憂するのではなく、仲間たちと楽しむということを忘れずに、今日一日頑張ってください。お互いにリスペクトを持って戦い、終わった後にはぜひ笑顔で、みんなで最高の『星槎オリンピック・スポーツ部門』の雰囲気を作っていきましょう。」という開会の挨拶からイベントはスタートしました。

白熱の球技

この日は下記4種目がメイン競技でした。

  • バスケットボール3×3(男女混合リーグ・女子リーグ)
  • ソフトバレーボール(男女混合リーグ)
  • 卓球(男子リーグ・女子リーグ/各校男女各1名まで)
  • ドッジボール(男女混合リーグ)

バスケットボールはスピード感あふれる3×3ルールで行われ、10分1本のブロック総当たり戦が展開されました。短い時間でテンポよく進む試合は印象的で、シュートが得意な一人だけがボールを持つのではなく、チームで素早くパスを回して攻める姿が目立ちました。ツーポイントラインの外からシュートが決まると、応援席から大きな歓声が上がっていました。

■バスケットボール 男女混合リーグの部

優勝:星槎国際高等学校 通信制

第2位:厚木学習センター

第3位:甲府学習センター、湘南校

■バスケットボール 女子リーグの部

優勝:立川学習センター

第2位:星槎高等学校

第3位:横浜学習センター

ソフトバレーボールは男女混合のチーム戦で、中等部との混合チームもあり学年を超えた交流が見られました。ルール周知が徹底されており、配布されたルールブックには反則含め分かりやすく記載されていたのも好印象です。決勝後に選手たちが応援席へ向かい「ありがとうございました」と一礼して感謝を伝える場面もあり、礼儀を重んじる姿勢が感じられました。

■ソフトバレーボール

優勝:厚木学習センター

第2位:星槎国際高等学校 全日制

第3位:八王子学習センター、北斗校

ドッチボールは、外野が内野を当てれば内野が復帰できるルールで実施。試合前の整列や円陣で気合を入れる様子が印象的でした。

■ドッジボール

優勝:厚木学習センター

第2位:小田原学習センター

第3位:立川学習センター、横浜ポートサイド校

卓球は個人戦で、男女ともに大宮校の生徒が優勝。県大会優勝の実績を持つ選手たちの迫力あるラリーや強烈なスマッシュに、会場は歓声に包まれました。

センス光る応援旗コンテスト

会場を盛り上げたのは各校舎が作った応援旗の存在も大きく、絵の得意な生徒や、美術部を中心に思いを込めて制作されていました。当日は参加者投票による応援旗コンテストも行われ、絵の完成度やキャッチフレーズなど多面的に評価され、静岡学習センターの応援旗が最優秀賞を獲得しました。

最優秀賞:静岡学習センター

優秀賞:立川学習センター、八王子学習センター

デザイン賞:中野フェリーチェ高等学院

グッドキャッチフレーズ賞:湘南学習センター

縁日のようなエントランス部門

エントランス部門は会場入口で行われる多彩な種目が並び、運動能力や経験を問わず誰でも参加できるコミュニケーションの場になっていました。豆掴み、歌自慢、Breaking Smile、星槎カルタ、ポケモン対戦・クイズなど、横浜学習センターの生徒がスタッフとして運営していました。取材中に「カルタに参加してみませんか?」と声をかけてくれた生徒もいて、誰もが楽しめる雰囲気が伝わってきました。

歌自慢は行列ができ、高得点が出るたびに歓声が上がっていました。豆掴みでは30秒で18粒を移した生徒が優勝し、リピーターも多い競技でした(取材者は4粒でしたが、参加して楽しさを実感しました)。

Breaking Smileって?

Breaking Smileはものまねや一発ギャグなどで観客を笑顔にするステージで、本イベントでもっとも個性が光る場面のひとつでした。司会はプロレスラーとしても活躍する大原はじめ先生。優勝はライオンズの中野選手のモノマネを披露した中等部の生徒で、2位も同じ校舎の中等部生という結果に。中学生同士がグータッチで称え合う熱い姿も見られ、会場は温かい拍手に包まれていました。

閉会

各部門の表彰時には会場が割れんばかりの拍手に包まれ、受賞者の功績が称えられました。

「今日、皆さんがこれまでの練習の成果を存分に発揮し、同じ校舎の仲間の力を借り、そして温かい声援を受けながら全力で競技に打ち込む姿を間近で見ることができ、非常に嬉しく思っています。今回の大会で校舎の垣根を越えて競い合い、交流した経験が、次回の星槎オリンピックや、これからの皆さんの学校生活に繋がっていくことを心から願っています。星槎オリンピックは、これからも様々な部門が続いていきますし、星槎全体での行事もたくさん控えています。そうした場でも、校舎の枠を超えてさらに『星槎の繋がり』を深めていけるよう、これからも日々の学習活動に励んでいきましょう。今日一日本当にお疲れ様でした!」という閉会の挨拶でイベントは終了しました。

まとめ

2,000名規模のイベントにレポーターの方が圧倒されました。通信制高校ではこんなに大きな行事はなかなかありません。通信制高校では生徒の不安に合わせて小規模なイベント運用をしているケースが多くありますが、なぜ星槎の生徒はこんなにものびのびとイベントに参加できているのでしょうか?

先生に聞いてみたところ「日頃からイベントや行事が多い学校なので、生徒がイベント慣れしているんだと思います」とのこと。また提携サポート校も含めての交流の機会があるのは珍しいことです。様々な競技を通じて出会った星槎の仲間と次なる星槎オリンピックやイベントで再会できるのが楽しみですね。

(取材者:ズバット 通信制高校比較 編集部 山内香澄)

星槎国際高等学校の詳しい学校情報は、こちらの紹介ページも参考にしてください。

https://zba.jp/tsushin-highschool/schools/detail-seisa-yokohama/

https://zba.jp/tsushin-highschool/schools/detail-seisa-okinawa/