通信制高校に通ってバイトをしながら家計を支えたい。卒業後に就職するにはどうすればいいですか?

質問者
純平さん(14歳・男性)
現在の状況:中学3年生

僕は母子家庭なので、できるだけバイトをして家計を支えたいと思っています。そのため全日制ではなく通信制の高校に行きたいのですが、通信制高校から就職するには、どんな準備をすればいいですか?

各学校からの回答

  • 何事にも積極的に参加し、自分の良さをたくさん知ることが最大の準備。さまざまな行事やイベントに参加して、自分の良さに気づいてください。

    飛鳥未来高等学校
    池袋キャンパス/教諭
    久米 麻未 先生

    通信制から就職していく生徒さんもたくさんいます!そのために準備することは「何事にも積極的に参加すること」。就職の面接では必ずと言っていいほど、自己PRというものがあります。その中で、多くの生徒は「自分にはアピールできることがない…」と悩んでしまいます。どの生徒にも同じくらい良さがあることを先生たちは知っていますが、それは自分で気づけるようにならないとダメなんです。

    なので、何事にも積極的に参加し、自分の良さをたくさん知ることが最大の準備だと思います。飛鳥未来には多くの行事と多様な学校内のイベントが待っています。ぜひ、たくさん参加してもっと自分を引き出していきましょう。

  • 社会性やコミュニケーション能力を身につけておくことはとても大切です。また、自分で考えて行動できるようにしておきましょう。

    志成館高等学院 東京校(目黒キャンパス)
    東京校/校長
    加藤 大樹 先生

    どんなところへ就職を希望するかによって若干の違いはありますが、社会性を身につけることは重要です。人とのコミニュケーションスキルは高いほうが有利です。バイトをしているようなので、目上の人への言葉使いやチームでの仕事、時間の大切さなどを学ぶ良い機会になっていると思います。仕事は、言われたことをだけをすることではなく、自分で考えて行動することが重要ですよ。

  • アルバイトでの経験は就職の準備に役立ちます。自分が働きたい業界、やりたい仕事について少しずつ情報を集めていくといいでしょう。

    信州中央高等学院
    長野学習センター/センター長
    幾川 公之 先生

    家計を支えたいというお気持ちはとても素晴らしいですね。企業の方がおもに心配されるのは「毎日時間通り仕事に通ってもらえるだろうか?」「途中でやめてしまわないだろうか?」「コミュニケーションは取れるだろうか?」ということです。そういった上でアルバイトは就職のとても良い準備になります。

    また、仕事をするためには体力・知力が必要です。毎日何か体を動かすことを習慣に、就職の筆記試験に向けてもこつこつ勉強に取り組みましょう。入社してから「思っていたのと違った」とならないよう、自分がどんな業界で働きたいか、どんな風に仕事をしたいかを、少しずつ考え、情報を集めていきましょう。

  • 7月に公開される高卒求人内容を見てみましょう。それを見て、保護者や先生に相談したり、ハローワークに行ってみたりすることをおすすめします。

    くまもと中央高等学院
    本校/カウンセラー
    代田 くるみ 先生

    通信制に限らずですが、高卒求人というものは7月に公開されます。その年によって社会情勢や経済状況などが異なるので何とも言えませんが、その年その年の求人を見てみるといいかもしれません。どんな職種があって、どれくらいのお給料がもらえるのか、採用試験はどんなものが用意されているのかが記載されています。それを知った上で、自分には何が合うのかを保護者や先生と相談してみるといいでしょう。また、ハローワークに足を運ぶのもいいことだと思います。

  • 企業分析やビジネスマナーの確認、面接対策などの準備が必要です。また、自分が成長できるような活動に参加するためのサポートも行っています。

    飛鳥未来きずな高等学校
    仙台キャンパス/主任
    長内 直人 先生

    全日制高校に比べ、自分の時間を取りやすいのは通信制高校の特徴なので、質問者さんが言うようにアルバイトの時間を確保することはしやすいと思います。

    通信制高校からの就職に関しては、全日制高校同様に自分の進みたいと思っている企業の分析や、企業訪問をさせていただくにあたってのビジネスマナーの確認、履歴書作成、面接対策などの準備が必要です。高校生が就職活動を行う場合は、生徒と企業間で直接やり取りを行うのではなく、必ず間に高校が仲立ちとなる必要があるので、希望する企業への就職が果たせるようにしっかりとサポートしていきます。

    また、高校在学中に力を入れて取り組んでいたことを確認する企業が多いので、3年生になってからだけでなく、それまでの時間で自分が成長できる活動にも参加できるような働きかけも行っています。

  • 卒業後に就職するためには、早い段階からの試験対策が重要です。面接やエントリーシート作成の練習など、しっかりサポートします。

    鹿島学園高等学校
    溝の口キャンパス/キャンパス長
    熊崎 沙彩 先生

    高卒就職の流れは、全日制も通信制も同じです。早い段階から動くことが大切になりますので、採用のスケジュールを確認したり会社見学に行ったり、面接やエントリーシートの練習をするなど、できることから始めていけるよう学校でもサポートをしています。

  • 就職サポートを行っています。もちろんアルバイトも許可しています。

    【使用しない】日本航空高校 高岡学習支援センター
    高岡学習支援センター/センター長
    屋鋪 英明 先生

    就職の斡旋も日本航空高校高岡学習支援センターとして行っています。アルバイトも許可しています。学校の許可証が必要な場合は発行しますので、申し出てください。

  • 昔に比べると就職しやすくなっています。アルバイトをしてビジネスマナーやコミュニケーションを身につけることも役立つでしょう。

    希望高等学園
    岡山校/副校長
    伊藤 英明 先生

    本学園は、週2日程度の通学コースやWeb学習コースがありますので、アルバイトをしている生徒もたくさんいます。通信制高校からの就職は、10年ほど前はなかなか合格が出ないケースもありましたが、ここ最近では人手不足の時代になり、以前より合格が出やすい状況になっています。入学後にアルバイトをする予定の人は、そこでビジネスマナーやコミュニケーション能力などを高めて、面接試験に備えることができると思います。