通信制高校の入学式で迷わない!ベストな服装&当日までに準備すること

不安を抱えながらも希望や期待に胸を膨らませて、通信制高校に入学する人も多いでしょう。「初めて通信制高校に登校する日が入学式で、ちょっと不安…」という人のために、入学式当日に着ていく服装や、入学式当日までに準備しておくべきことを紹介します。

通信制高校にも入学式はある!

通信制高校は中学校時代にはできなかった、登校・通学形態を柔軟に選ぶことができる学校です。自宅での学習を中心とするため、入学式があるのかどうか疑問に思う人も多いかもしれませんが、通信制高校にも入学式はあります。

また、通信制高校の中には複数のキャンパスが設置されている学校もあります。そのような学校では、地区ごとに合同で入学式を行うことも。全日制高校のように大きな体育館やホールなどを持っている学校は少ないため、比較的小規模な公共の施設が利用されています。

転入学・編入学を考慮し、4月と10月に入学式を実施

入学式を開催している通信制高校のほとんどが、4月に入学式を行います。学校によっては10月に入学式を行うところも珍しくないため、転入する時期の都合で、4月の入学は難しいという人でも、入学式に参加するチャンスはあります。

入学式は他のキャンパスの生徒と会えるチャンス!

通信制高校の多くは、全国各地に「キャンパス」と呼ばれる校舎を設置しており、通信制高校で学ぶ生徒は、キャンパスで授業を受けたり、キャンパスの先生から学習指導を受けたりします。

合同でスクーリングに参加する場合を除き、他のキャンパスで学ぶ生徒と顔を合わせる機会は多くありませんが、入学式では他のキャンパスに通う生徒が集まるため、同じ目標を持った仲間と思い出を共有することができるでしょう。

入学式では何をするの?通信制高校の入学式の様子

通信制高校の入学式はどんな雰囲気なのでしょうか。通信制高校をピックアップして、入学式の様子を紹介します。

飛鳥未来きずな高等学校 お茶の水キャンパス

在校生が集まり、新入生を迎える歓迎会の実行委員会を結成。担当教員と実行委員の生徒を中心に、新入生の不安を解消するような入学式を行いました。また、2部の歓迎会では新入生歓迎サプライズとして、在校生が歌を披露!厳粛な雰囲気の中にも、温かみのある入学式です。

飛鳥未来きずな高等学校 お茶の水キャンパス

入学式の服装、何を着ていく?スーツがいいの?

決められた制服がない通信制高校では、入学式の服装を自由とするケースが多いようです。制服のある学校であれば、制服で参加しても良いでしょうし、もちろん、私服で参加する生徒もたくさんいます。

私服で参加する場合、派手な服装だと変に目立つ可能性もあるため、男女ともにスーツの着用が望ましいでしょう。黒やグレー、ネイビーなどの落ち着いた色、柄のない無地のスーツを選ぶのが無難です。

また、最近は私服としても着られる、学校の制服にそっくりの「なんちゃって制服」と呼ばれる服装を自分で用意して着用する人も数多くいます。

男子の服装はどう選ぶ?(シャツ、ネクタイ、靴)

スーツの下には襟つきの白いシャツを着用しましょう。白いシャツを1枚持っていると、就職活動や面接を受ける際に役立ちます。意外と忘れがちなのが、アイロンをかけることです。シワを取るだけで、首回りがすっきりして相手に与える印象も良くなるため、事前にアイロンをかけておきましょう。

忘れずに準備したいのが、スーツに合わせるネクタイです。柄や色が派手すぎると、必要以上にネクタイが目立ってしまうため、落ち着いたデザインのものを選びましょう。スーツと同系色の色のネクタイを選ぶと、コーディネートが決まりやすくなります。

そのほかにも、「靴は革靴」「ベルトはスーツの色になじむ革製」「靴下はふくらはぎまで長さのある黒の物」を選べば、全体のバランスが良くなるでしょう。

女子の服装はどう選ぶ?(スカート、ブラウス、靴)

女子はスカートタイプのスーツがおすすめです。主流は、冠婚葬祭や就職活動でも使えるように、定番の黒を選ぶ人が多いでしょう。黒に近いチャコールグレー、爽やかな印象を与えるネイビーでも問題ありません。

スーツの中に着るシャツ・ブラウスは白が無難ですが、少し華やかさを演出したい人は、薄いブルーや薄いピンクのカラーシャツを選んだり、胸元にフリルがついたブラウスを選んでもいいでしょう。

スーツを着るのは初めてという人も多いかもしれませんが、着れば着るほどなじんできて、似合うようになるものです。せっかくの入学式、気に入った一着を手に入れて、さまざまな機会でスーツを着こなすようにしてみましょう。

アクセサリーや髪の色

服装と同時に注意したいのが、アクセサリーやヘア・メイク。写真撮影を行う学校もあるため、派手すぎるピアスやアクセサリー、華やかすぎるヘア・メイクは禁物です。髪の色も少し抑えめにして、誠実な印象を与えましょう。

親・保護者の服装

通信制高校の入学式には、毎年数多くの保護者の方が参加しています。子供の晴れのセレモニーですから、素敵な装いで迎えたいですね。

小学校や中学校の入学式では華やかな装いの保護者が目立ちますが、通信制高校の入学式では、ブラック、ネイビー、ベージュなど、落ち着いた色のスーツを着用する方が多いようです。スーツを着る場合には、丈の長さに気を配ったり、アクセサリーはパールなど、大人の女性にふさわしいものをセレクトするのがおすすめです。

入学式は欠席してもいいの?

入学式への参加は基本的に自由で、参加を強制されることもありません。中には集団生活が苦手で欠席する生徒もいます。ただし、入学式は卒業に必要な「学校行事などの特別活動(30単位)」にできる点に注意しましょう。

1単位は50分で、30単位は25時間にあたります。もちろん、他の特別活動や学校行事などに参加して単位を修得することもできますが、単位修得に不安がある人は、積極的に参加することをおすすめします。

入学式のまえに準備しておくこと

入学式では緊張するのも当たり前のことです。ただ、通信制高校の入学式はアットホームな雰囲気で行われるので、安心して参加しましょう。また、先生たちの配慮も行き届いているので、困ったことがあればいつでも相談できます。

ここまで入学式について紹介しましたが、入学式に参加するには、まず通信制高校を選んで、入学試験に合格しなければなりません。通信制高校への入学を検討している人のために、入学式までに準備しておきたいことをまとめました。

通信制高校の資料を請求する

通信制高校選びの鍵は、自分にぴったり合った学校を選ぶことが、何より重要です。自分のペースで通えるか、学習・進学・就職サポートは充実しているかなど、さまざまな視点から見極めて、学校の資料を請求しましょう。

ほとんどの通信制高校が、資料を無料で提供しています。気になる通信制高校が1校だけでも、見比べるために他校の資料を見てみることをおすすめします。それぞれの学校の特徴やカリキュラムなどを、比較してみてください。

⇒資料請求できる学校一覧を見る
⇒エリア別・やりたいこと別に通信制高校を検索する

説明会やオープンキャンパスに参加する

資料請求して気になる通信制高校が見つかったら、今度は説明会やオープンキャンパスに参加しましょう。資料だけでは気づけない、実際に通っている生徒の様子や学校の雰囲気を体感することで、入学後の学校生活をイメージすることができます。

また、学び方や進路、サポートなどでわからないことや不安なことがあれば、先生に直接質問できるのも、説明会やオープンキャンパスに参加するメリット。通信制高校で学ぶ先輩たちの中には、オープンキャンパスに一度だけでなく、複数回参加してから入学を決めた人も多いようです。

⇒学校説明会・相談会情報を見る

通信制高校の入学試験を受ける

通信制高校にも、面接、作文などの入学試験があります。試験があるからと言って心配する必要はありません。よほどの倍率でない限り、落ちることはないでしょう。

面接でも、志望理由や目標などを聞かれるケースが多いので、オープンキャンパスに参加して気に入った点や、その学校のどういうところが自分に合っていると思ったのかなど、自分の口で説明できるようにしておきましょう。

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