通信制高校の卒業式を徹底ガイド!失敗しない服装選びのコツ教えます

「卒業式には何を着ていけばいいの?」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。最近は、服装自由とする通信制高校が多いようですが、どんな服装で参加すればいいのか困ってしまいますよね。そこで、今回は通信制高校の卒業式で役立つ服装選びのポイントを紹介します。

そもそも、通信制高校に卒業式ってあるの?

最近の通信制高校は、自宅学習をメインとしながらも、通学できるコースを多数開設しています。その通学の仕方もさまざまで、生徒の状態や希望に応じて、登校・通学日数を選ぶことができます。

「通信制高校には卒業式がない」と思っている人も多いかもしれませんが、通学コースのある通信制高校であれば、そのほとんどで卒業式が行われています。

通信制高校の卒業式は3月と9月に行われる

全日制高校の卒業式は3月に行われるところが多いのですが、通信制高校の場合、生徒の随時入学を受け付けているところが多いため、単位修得の都合上、3月、9月に卒業式を行うようです。

大学や専門学校への進学を希望している人は、3月の卒業式に合わせたほうがスムーズに新生活を迎えられるでしょうし、4月までは自分のやりたいことに集中したいという人は、9月の卒業式先に合わせたほうが、残りの時間を有効に使えるでしょう。学校によって卒業式を行う時期は異なるため、事前に確認しておいてもいいでしょう。

「卒業見込み」で卒業式に参加できる場合も

卒業式までに単位を修得できないという人も少なからずいます。学校によっては、「卒業見込み」となった段階で卒業式に参加できる場合も。ただし、卒業式のあとにレポートやスクーリングなどの課題に取り組むことになるため、忘れないようにしましょう。

通信制高校の卒業式、どんな服装がいい?

高校の卒業式は、自分が卒業するときに初めて参加する人がほとんどです。通信制高校の卒業式は必ず出席しなければならないものではなく、参加するかどうかは生徒に任せられています。そのため、卒業式の服装に関しても指定されることはほとんどありません

最近は、見た目はセーラー服やブレザーで、学校の制服にそっくりの「なんちゃって制服」と呼ばれる服装で参加する人もいます。

とはいえ、「服装自由と言われても、自分だけ違う服装だったら浮いてしまわないか心配」と思う人も多いと思います。ここからは、卒業生と保護者それぞれの服装について紹介します。

指定の制服があるなら制服がベター

制服がある通信制高校の場合、制服を着ていくほうが良いでしょう。高校卒業後に制服を着る機会はほとんどないため、高校生活の最後は、制服で締めくくりたいという卒業生も数多くいます。

普段が私服の場合は男女ともにスーツが無難

普段私服で通学している生徒が卒業式に参加する場合は、男女ともにスーツが無難。色は式典にふさわしいブラックやネイビー、グレーなど、落ち着いた色合いのものが好ましいでしょう。

また、男性は襟付きのシャツにネクタイ、女性はブラウスにパンプスなどを合わせる人が多いようです。写真に写ることも考えて、普段着とは区別し、式典にふさわしい服装で臨みましょう。

高校の卒業式に袴を着てもOK

袴を着るのは大学の入学式や卒業式、成人式だけだと思っていませんか?実はそんなことはありません。卒業式に着る袴は正装として扱われており、近年では袴を着て卒業式に参加する卒業生もいます。普段とは異なる服装は新鮮で身が引き締まる想いがしてくるものです。袴姿で出席すれば、思い出に残る卒業式になるでしょう。

保護者はどんな服装で参列するべき?

卒業式はお子さんの晴れ姿を見る絶好のチャンスです。頼もしくなったお子さんを見守る保護者として、きちんとしたスタイルで式に参加したいですね。

女性はワンピース、男性はスーツが主流

毎年多くの保護者が通信制高校の卒業式に参列していますが、保護者の服装はさまざまで、女性はフォーマルなワンピースタイプ、男性はスーツが主流です。保護者として落ち着きのある身だしなみで、清楚な印象を出しましょう。

黒やネイビーなど落ち着いた色でまとめる

洋服の色も、明るい色の服よりも、黒やネイビー、ベージュなどの落ち着いた色でまとめるほうが多いようです。

せっかくの晴れの機会だからと、普段よりがんばってしまいがちですが、その気持ちをぐっと抑えてください。卒業式の主役はあくまでお子さん。お子さんよりも目立たない服装で参加するほうが無難でしょう。

高校生活最後の一度しかない行事ですから、親子ともに身だしなみを整えて晴れやかな気持ちで臨みたいものです。