発達障害や不登校の生徒にも対応できるサポート校

発達障害を持っていたり、不登校の経験があったりする人だと、通信制高校でもちゃんと通学できるのか不安を抱くかもしれません。しかし、サポート校の中には、そういった不安を解消してくれる体制を持つ学校があります。通信制高校やサポート校を選ぶときは、生徒へのサポート体制にも注目してみましょう。

専門のカリキュラムやサポート体制をもつサポート校も

通信制高校は、毎日通学する必要がないため、さまざまな事情で一般的な全日制高校に通いにくい生徒が多く入学します。発達障害や学習障害、起立性調節障害など事情は人それぞれです。そのため、通信制高校での学習を支援するサポート校では、そういった事情を持つ生徒をフォローする体制を持っている学校が少なくありません。サポート校によっては、次のような体制を持っている学校があります。

生徒の状態にあわせたカリキュラムを作成

発達障害の症状は、学校の勉強についていけない、集中できる時間が短いなど人によってさまざまです。もっと深刻な症状の人もいるでしょう。そういった発達障害を持つ一人ひとりにあわせて、カリキュラムを作成するサポート校があります。

サポート校へ入学するときに、心理検査や面談を行って一人ひとりの状態を把握し、そこから個別にカリキュラムを作成するのです。自分のペースにあわせて学習を進められるので、勉強についていけないということが起こりにくく、着実に卒業へと歩みを続けられます。

就業に役立つ技術の修得や社会性を高める自立支援

障害を持っていたり、不登校の経験があったりする生徒の支援に力を入れているサポート校では、学習面だけでなく、社会的な自立ができるような支援も行っています。

そういったサポート校では、コンピューターのプログラミングを就業に役立つ技術として修得できたり、コミュニケーション能力や生活習慣を身に付ける社会技術トレーニングがあったりと「ひとりでも生きていけるよう、大人として成長させる」ことが重視されています。

常駐するカウンセラーにいつでも相談できる

メンタルサポートを必要としている生徒のために、カウンセラーが常駐しているサポート校もあります。発達障害やメンタル面に不安のある生徒にとって、いつでもカウンセラーに相談できるという環境は、学校生活の継続に役立つでしょう。

あまり深刻でない人でも、いざというときのために、カウンセラーが常駐しているサポート校かどうかをチェックしておくといいでしょう。臨床心理士や社会福祉士などの資格を持つカウンセラーが常駐しているサポート校もあります。

小中学校での勉強の遅れをカバーできる

不登校の期間が長く、あまり勉強ができなかった生徒のために、小中学校の学習範囲を復習できる講座を設けているサポート校もあります。いきなり高校の勉強についていく自信がない、あまり勉強が得意でないという生徒でも、安心して進学できます。

発達障害や不登校で進学に不安を抱えている人は、サポート校の支援を受けながら通信制高校へ進学することができます。ただ、サポート校は学校教育法に基づく教育施設ではなく、あくまでも予備校や塾という点には注意してください。

また、通信制高校とは別に学費も必要です。「通信制高校を確実に卒業するなら。サポート校の学費とメリット」でサポート校のしくみをよく理解して、入学を検討してください。

生徒同士のコミュニケーションも支援

通信制高校に通う生徒には、人間関係を構築するのが苦手で積極的になれないというタイプが少なくありません。そのため、入学当初は、教室内が静かだったりします。しかし、似たような境遇の生徒が少なくないので、いったん打ち解けると、同じ気持ちを共有できる仲間になります。

サポート校では、そういった人間関係に不安を持つ生徒同士が交流できるよう、コミュニケーションの支援も行っています。生徒の正確や趣味を考慮したクラス編成にしたり、生徒同士が関わりやすい少人数制にしたりするなどの体制面以外にも、先生が生徒同士で会話できるように交流を促すなどの工夫をしています

修学旅行や文化祭などの行事を全日制高校と同じように行うサポート校もあり、生徒が自然に交流できる機会が用意されています。どうしても他人と一緒にいるのが苦手、という生徒には、先生に個別で指導してもらうことも可能です。先生が生徒一人ひとりをしっかり理解し、本当にその生徒に合った関わり方を考えてくれます。不安なことがあれば、保護者も先生やカウンセラーに相談することが可能です。