通信制高校の卒業後に就職したい人必見!就職に有利な学校を選ぶために知っておきたいこと

「通信制高校から就職するのは難しい」という噂を耳にしたことがある人もいるかもしれませんが、決してそんなことはありません。ここでは、通信制高校で学べる専門知識をご紹介しながら、就職に有利な学校選びのポイントを解説します。就職に強いコースやサポート体制の整った学校、就職のためのさまざまな資格が取得できる学校など、通信制高校の特徴を知ることによって、就職への新たな可能性が見えてきます。

高校卒業後に就職する人は年々増えている

「通信制高校を卒業して就職できるのだろうか」「通信制高校の卒業は企業に認めてもらえるのか」など、不安に思っている人もいるかもしれません。結論から言うと、「問題なく就職できる」というのが回答です。

文部科学省の「学校基本調査」によると、通信制高校を卒業して就職する人の数は年々増加傾向にあり、平成29年度(2017年度)には10,501人に。「就職に不利」だとしたら、こんなに増えるはずがありません。

■高等学校(通信制課程)卒業者のうち、就職者の状況
■高等学校(通信制課程)卒業者のうち、就職者の状況

出典:文部科学省 「学校基本調査」平成21年度~30年度 調査結果の概要(初等中等教育機関、専修学校・各種学校)より作成
※平成20年度~21年度の数値は概算

就職を確実なものにするためには、就職に強い学校選びを

では、就職を見据えた高校生活を送るためにはどんな学校を選べばいいのでしょうか。通信制高校では普通科を選ぶのがベーシックですが、中には資格取得や検定取得をおもな目的とした学校もあります。専門性の高いコースや学校を選ぶことで専門知識が身につき、その先の進路が広がります。

通信制高校で取れる資格はこんなにある!

通信制高校の中には、国家資格の中でも代表的な「美容師」「調理師」などの専門知識を学べる学校があります。例えば、在学中に美容師になるための専門的な授業を受けて卒業時に美容師の国家試験受験資格が得られる学校もありますし、調理師を目指す場合には、提携している調理師専門学校で学び、卒業と同時に調理師免許を取得することも可能です。

また、ビジネスで即戦力となる「公認会計士」「税理士」「簿記検定」といった難関資格の取得を目指すコースを設けているルネサンス高等学校をはじめ、ミュージシャン楽器修理職人を目指せる国立音楽院芸能界デビューを後押しする渡辺高等学院パン職人を目指すことができる志成館高等学院など、ユニークな通信制高校やサポート校がたくさんあります。「ズバット 通信制高校比較」ではやりたいこと別に学校を検索できるので、興味のある学校を探してみましょう。

⇒やりたいこと・学びたいことから学校を探してみる

通信制高校を卒業したあとに就ける専門職の例

・プログラマーやエンジニアといったIT・コンピューターに関わる仕事
・介護や看護など医療に関わる仕事
・動物やペットに関わる仕事
・調理師やパティシエなど料理に関わる仕事
・美容師やエステティシャンなど美容に関わる仕事
・デザイナーやアニメーターといったクリエイティブに関わる仕事

通信制高校に通うことで増えた自由時間で、ひと足先に社会経験を積もう

通信制高校は毎日通学する必要がなく、自由な時間が多いのが特徴。前述したような専門的な知識や資格が必要とされる職業を目指すなら、この自由な時間を有意義に使いたいものです。例えば、調理師を目指すのであれば飲食店でアルバイトしたり、コンピューターに関わる仕事を目指したいなら自分でプログラミングを学習したり。なりたい職業をイメージして、「今できるのはどんなことか」を見つけ出し、積極的に経験を積みましょう。

アルバイト経験やインターンシップは就職活動でアピールできる

「絶対にこの職業につきたい」と思っている人も、「具体的な職業はまだ決まっていないけれど、卒業後に働きたい」と考えている人も、時間に余裕があればアルバイトやインターンシップなどで視野を広げてみましょう。

インターンシップと言えば、大学生がするものというイメージがあるかもしれません。しかし今は、高校生の参加を積極的に受け入れている企業や団体が増えています。IT企業や病院、介護施設や各種NGO・NPOなど、さまざまな分野で実施されているので探してみるといいでしょう。

社会に出て実際に働くことで、働くことの難しさや楽しさを学ぶことができます。お金の大切さを知るという意味はもちろん、コミュニケーション能力や協調性、気遣いや言動など多くのことを身につけるという意味でも、自分の成長につながることばかりのはず。そして、その学んだことは社会に出てから、即戦力として活かされます。

こうしたインターンシップやアルバイトなどの経験の有無は、就職活動の際にも面接で良く聞かれるポイント。「一般常識を知っているか」「仕事に対する意欲や忍耐力はどのくらいあるか」など幅広い視点で評価されます。「自分の夢や目標に向かってこんなにがんばってきた」と自信を持ってアピールすれば、きっと良い評価をしてもらえるでしょう。

通信制高校とあわせて技能連携校に通うという選択肢も

技能連携校とは、技能連携制度を利用して、高校卒業の資格を得られる高等専修学校のこと。技能連携校の高等専修学校に入学した生徒は、同時に通信制高校にも入学し、専門的な技術を学びながら高校の勉強も平行して行います(技能連携制度)。これにより、高等専修学校を3年かけて卒業するのと同時に、通信制高校も卒業し、高校の卒業資格を得ることができます。

技能連携校には、技能教育の設備が整った高等専修学校が指定されます。技能連携校で得られる技術として、工業系、商業実務系、調理系、美容系、社会福祉系、服飾系などの科目が用意されています。専門技術をしっかり習得するため学ぶことが多く、全日制と同じ週5日の登校としている学校がほとんど。そのため、いわゆる通信制高校の魅力である、自分にあったペースで卒業を目指すようなことはできないため注意が必要です。

⇒技能連携校について詳しく知りたい方はこちら