部活をやめたいと感じる主な理由は5つ!得られるものと注意点も紹介

部活をやめることは何も悪いことではありません。しかし、部活をやめたくても誰にも相談できず、ひとりで悩んでいる場合もあるでしょう。 そこで本記事では、部活をやめたいと感じる主な5つの理由や主な相談先、やめたことで得られるものなどを詳しく解説します。

部活をやめたいと感じる主な5つの理由

部活をやめたいと感じる理由として「人間関係の悩み」「練習が体力的につらい」「部活以外にやりたいことがある」「レギュラーになれそうにない」「ケガや病気による意欲の減退」などが挙げられます。

部活をする中で避けられない悩みが大きくなってしまうと、やめたいと考えるきっかけになってしまうでしょう。まずは、5つの主な理由について詳しく解説します。

1.人間関係で悩んでいる

人間関係の悩みは、部活をやめたい大きな理由の一つです。学校の中でも特に濃密なコミュニティといえる部活は、顧問の先生や同級生、先輩、後輩などさまざまな人間関係が存在し、その中で関係性がうまくいかずストレスになる場合もあります。

例えば、顧問の先生が一定の生徒を優先していたり、自分のがんばりは評価してくれなかったりと、生徒への接し方に偏りがあると関係性に溝ができ「部活が面白くない」と感じるでしょう。先輩後輩の上下関係に悩まされることも多く、レギュラー争いや部活のしきたりに苦しめられる可能性もあります。

また悩みとして多いのは、同級生や友人との関係です。部活内で関係がこじれてしまうと、普段の学校生活でも無視をされたり、雑な扱いを受けたりとつらい思いをするかもしれません。居心地の悪さから、不登校になってしまう場合もあります。

このように、部活の人間関係はストレスの原因となります。同じ目標に向けて活動する部活動では、人間関係を控えるのは難しいといえるでしょう。そのため、人付き合いの方法を改善できないか検討して、部活を継続するかどうかを考えるのをおすすめします。

2.日々の練習が体力的につらい

部活特有の悩みとして挙げられるのが、日々の練習が体力的につらいことです。運動部や吹奏楽部など、練習のメニューが自分の想像よりつらく、体力的に続かないと感じることがあります。

「楽しく部活に参加できればよい」と考えて入部した場合、本格的に練習が始まったときにギャップを感じて困惑するでしょう。また、練習が厳しい部活では、顧問の先生や先輩からも厳しく指導され、先ほど紹介した人間関係へのつらさも伴います。

自分の想像していた部活生活からかけ離れていると継続が苦しくなり、部活をやめたいと考えるようになるのです。日々の練習のつらさは、同じ部活の同級生や友人と気持ちを共有することで、再度がんばろうと立て直せる場合もあるでしょう。

しかし、自分の能力に限界を感じていたり「がんばれ」という言葉がつらいと感じたりする場合は、部活自体をやめることも検討してみてください。

3.部活以外にやりたいことがある

部活以外にやりたいことがあると訴え、部活をやめようか考える人もいます。年齢が上がるにつれて、今まで何となく続けていた部活以外にも興味が広がり、部活以外にもやりたいことを見つけるかもしれません。

ひとつのものに興味を持ちだすと、それだけに捉われて部活動をやめたいと考えるようになる場合もあります。また、受験勉強やボランティアなどをする時間がほしいと思い、部活の時間をそれらに当てたいと考える場合もあるでしょう。

部活をやめて、やりたいことに一点集中するのは簡単なことです。しかし、部活をやめるデメリットを考える必要もあります。例えば、友達との関係が薄くなってしまったり、息抜きの場所として部活に行けなくなったりといった事態も招きかねません。

やりたいことは大切にしつつ、部活と両立して過ごせるかどうかを検討するのもひとつの考え方です。目の前の想いだけでなく、将来の生活にもつなげられる選択ができるとよいでしょう。

4.そもそもレギュラーになれそうにない

そもそもレギュラーになれそうにないと悩む人も、部活をやめたいと考えるでしょう。

小学生のクラブまでは「みんなで楽しく」活動するがコンセプトのところがほとんどですが、中学生や高校生になると状況が一変するケースも少なくありません。どんなに努力しても、能力差があると評価されずレギュラーを獲得できないことがあり、モチベーションを保てなくなるでしょう。

同級生や後輩に先を越されてしまうと、自分が在籍している意味を見失ってしまうかもしれません。部活の実力主義についていけず、部活をやめる選択をする場合があるのです。

5.ケガや病気をきっかけに意欲がわかない

ケガや病気をきっかけに意欲がわかないことも、部活をやめる理由のひとつです。部活をしている最中に、ケガをして一時的に休みをとらざるを得ない場合があります。

また、病気によって長期入院をしなければならず、部活から離れることもあるでしょう。

これらのトラブルが起きると「部活に戻れるのか」「自分がいない間にみんなは練習している」と悩んでしまいがちです。

復帰に時間がかかればかかるほど気持ちが焦り、そのまま時間が経過すると「どうせ部活に戻っても活躍できない」とモチベーションが低下してしまいます。その結果として、部活をやめようと考えがよぎるようになるのです。ケガや病気の状況によって、部活の復帰には時間がかかる可能性があります。

今後選手として続けるのが難しい場合でもマネージャーに転身もできるため、どのような道を進みたいか自分の中で整理して決めておきましょう。

部活をやめたいと感じたときの3つの相談先

部活をやめたいと感じたときの相談先として「両親や兄弟」「同じ部活の仲間」「部活の担当顧問」が挙げられます。自分だけで悩み、決断してしまうと後悔してしまう可能性があります。

まずは、自分の悩みややめたいという気持ちを相手に打ち明け相談しましょう。ここからは、主な3つの相談先について、その内容を詳しくみていきましょう。

1.両親や兄弟

まず相談先として挙がるのが、両親や兄弟などの家族です。自分にとって身近な存在である親は、部活をやめたいという正直な気持ちを受け止めてくれるでしょう。

現在の状況や部活をやめたい理由をしっかり話せば、味方になってさまざまなアドバイスをしてくれるはずです。しかし、親に対して素直な気持ちを伝えたり、態度が取れなかったりする人もいるでしょう。

そのような場合な兄弟に相談するのもおすすめです。親よりは本音で話をしやすい存在であるため、相談先として頼もしいでしょう。自分の味方でいてくれる家族の存在は、とても心強いものです。

親には言いづらいと思いますが、部活をやめようか真剣に考えているときには家族に相談することをおすすめします。

2.同じ部活の仲間

同じ部活の仲間は、部活に関する悩みを話しやすい存在です。自分と同じ境遇にあり、悩みを共感してもらいやすい部活の仲間は、相談相手にぴったりといえます。

悩みに寄り添い、部活内で自分の味方になってくれるでしょう。また、つらい部活の中で「一緒にがんばろう」と励ましてくれたり、環境へ変化を与えるような働きかけをしてくれたりと、力になってくれるケースもあります。

部活での出来事は、部活内にいる人へ相談するのが話しやすいでしょう。ただし、人間関係や先輩への愚痴などは噂で広まってしまう可能性があります。仲が良かったとしても、部活中に相談するのは控えましょう。

3.部活の担当顧問

部活の担当顧問に相談するのも方法のひとつです。同級生や先輩後輩との人間関係や、ケガによって部活の復帰が難しそうな場合に、担当顧問が相談に乗ってくれる可能性があります。

自分が部活でどうしていきたいか、漠然とした悩みにもアドバイスをくれるでしょう。また、部活での人間関係にも期間をかけて対応してくれるかもしれません。

一方で、部活の練習内容への不満やレギュラー争いを挙げると、場合によってはその後の顧問との関係性に亀裂が入ってしまうことがあります。やめたいと考えている理由が、部活の仕組みや顧問に関係しているのであれば、別の相談先を選びましょう。

部活をやめようかどうか悩んだ末に、実際にやめて得られるものは「部活によるストレスの解消」「時間の使いみちを自分で決められる」ことが挙げられます。

部活をやめると新しい生活をスタートでき、これまで苦しかったことや時間の活用ができるようになるでしょう。部活をやめたことで得られる2つの内容について、詳しく解説します。

1.部活を原因としたストレスの解消

部活をやめることで、部活を原因としたストレスの解消ができます。部活での人間関係や厳しい練習に耐えられず、部活があるだけで日常が楽しくないと感じてしまい、ストレスを抱えてしまう場合もあるでしょう。

無理をしてまで部活を続けていると、学校自体が嫌になってしまう可能性があります。部活をやめることで、部活が理由のストレスから解放され、自分らしい生活ができるようになるでしょう。

2.自分で使いみちを決められる時間

部活をやめることで、自分で使い道を決められる時間を持てるようになります。学生のころは、学校生活と部活が大半を占めるため、部活で疲れ切ってしまい、毎日なんとなく過ぎてしまうと悩む人もいるでしょう。バイトや受験勉強をはじめ、やりたいことにかける時間を作るために、部活をやめるという選択肢をとることもできます。

部活をやめてただ何もせずに過ごすのは、もったいないです。大切な学生時代をどう過ごすのか、自分のやりたいことは何なのか考えたうえで、やめるかどうかを考えると良いでしょう。

部活をやめる前に知っておくべき5つの注意点

部活をやめようと決心する前には、次の5つの点に注意が必要です。

  • 部活をやめたあとに何をするのかを決めておく
  • 部活仲間との関係が希薄になる可能性がある
  • 部活をやめたことを後悔するかもしれない
  • 内申に影響する可能性がある
  • やめる理由は本音でなくてもよい

注意点を知らないまま部活をやめる選択をすると、後悔してしまうかもしれません。知っておくべき5つの注意点について、その内容を詳しく解説します。

1.部活をやめたあとにどうしたいのかを明確にしておく

部活をやめたあとにどうしたいか明確にしておくのは、将来を考える上でも大切です。部活をやめる理由はさまざまですが「何となく面倒くさくなった」「部活ではなく別の楽しいことを見つけたい」と考え、安易にやめることを選択してしまう人もいます。

部活をやめる際は、今までの部活より打ち込めるもの、やりたいことが何かを自分の中で明確にしておきましょう。学校の中でも密度の濃い時間を過ごす部活がなくなると、今までなかった自分の時間を作れるメリットがあります。

しかし、ただ何もせずに過ごしてしまうと、せっかくの時間を無駄にしてしまう可能性があるのです。大切な学生の思い出が空虚なものにならないよう、部活をやめたらどんなことをしたいか検討しておきましょう。

2.部活の仲間との関係性が薄くなる可能性がある

部活から解放されると同時に、部活の仲間との関係性が薄くなる可能性があると考えておきましょう。部活で仲良くなった友人は、そのコミュニティで交友関係が広がっているのがほとんどです。

やめる理由がモチベーションの低下や自分のケガの場合でも、おのずと友人と顔を合わせる機会は少なくなります。すると、なんとなく関係がぎこちなくなったり、希薄な対応をされたりするかもしれません。

このように、部活をやめることでこれまでの仲間との関係が変化してしまう可能性があると知っておきましょう。ただし、部活をやめたい理由が同級生との人間関係であれば、ストレスの原因を取り除くためにもやめることは必要な選択肢といえます。自分にとってより過ごしやすい学生生活を送るために検討しましょう。

3.部活をやめたことを後悔するケースもある

その場では良かったとしても、あとになって部活をやめたことを後悔するケースも少なくありません。部活をやめるとこれまでの生活の流れが変わり、人間関係にも変化が起きます。

自分の想像していた生活と違っていると、自分の決断を後悔することもあるでしょう。さらに、その後悔をそのままにしておくと、学校へ行く気力がなくなり不登校につながってしまう可能性もあるのです。

部活をやめた後の生活を想定したうえで、部活をやめるかどうかを検討しましょう。また、部活のストレスから解放されて、環境も大きく変化させたいのであれば転校も検討してみてください。転校先として「人間関係が少ない」「自分のペースで通える」などの特徴がある通信制高校へ編入し、新たな生活をスタートさせるのもおすすめです。

4.内申に影響する可能性もある

進学を絡めていえば、部活をやめると内申に影響する可能性もあると知っておきましょう。受験や就職活動では、学校での成績だけでなく、内申も点数化して評価の対象となります。

学校によっては部活での活躍が内申点になる場合があるため、途中で部活をやめてしまうと影響を与える可能性があるのです。自分でやめる理由をしっかり説明していれば、悪影響を与える評価を受けることはありません。

しかし、将来の進路につながるため、やめる前に事前に内申に響くかどうかを調べておきましょう。また、受験時の面接でやめた理由について聞かれることもあるため、予め回答を考えておくと慌てずに済みます。誠実な態度で説明できれば、部活をやめたとしても評価が下がらないでしょう。

5.やめる理由は必ずしも本音で話す必要はない

部活をやめようと考えた際の相談先を3つ紹介しましたが、家族以外の人には本音で話す必要はありません。仮に、人間関係やトラブルが原因でやめようと思ってそのままを友人や顧問の先生に話してしまうと、相手との関係に溝ができるなど、自分の評価を下げかねません。また、周りのメンバーの意欲を減退させる可能性があります。

今後の将来も見据えたアドバイスをしてくれる家族には、やめる理由を本音で話すと良いでしょう。しかし、自分を守るためにもそのほかの人には別の理由を伝えるのも選択肢のひとつです。時には家庭のことや自分の体調面など、別のやむを得ない理由を伝えるのも、部活をやめる際のポイントといえます。

悩みを抱え込まず自分に素直になろう

部活をやめたいと感じる理由は人それぞれあり、楽しいはずの学生生活で悩んだり、苦しんだりしている人は多くいます。また、その悩みをなかなか誰かと共有できない人も少なくありません。

自分にとって安心できる相談先に自分の想いを素直に打ち明け、部活をやめることで新しい生活を始めることもできます。部活をやめたいと思った際にはまず悩みを相談して、メリットや注意点を考えたうえで最善の選択をしましょう。